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>日露戦争の開戦が不可避となる日ロ交渉が、1903年8月に小村寿太郎外相とローゼン...

pom********さん

2016/10/1808:41:45

>日露戦争の開戦が不可避となる日ロ交渉が、1903年8月に小村寿太郎外相とローゼン駐日公使との間で行われます。

小村寿太郎はロシアに対して『日本による韓国の保護国化・ロシアの満州における鉄道経営(特殊権益)の承認』という日本側に有利な満韓交換条件をつきつけ、ロシアから取り付く島もなく拒絶されます。


ロシアの回答は『ロシアの満州権益の保護・韓国の自主独立と領土保全・韓国領土の軍事的利用の禁止・北緯39度線以北の中立地帯化』を要請するもので、小村とローゼンの間で対立点を改善するための細かな折衝が行われました。


1903年10月に出された『小村-ローゼン修正案』では、『日本の韓国権益とロシアの満州権益の相互尊重・満韓国境から50キロ以内を中立地帯化』という妥協案が出されましたが、ロシア本国がこの修正案を12月11日に拒否して『韓国の日本による軍事利用の禁止・北緯39度以北の中立地帯化』という日本に不利な要求を繰り返してきます。

つまり、ロシアは日本が韓国を軍事力で実効支配して保護国化することだけは容認しない構えを見せたのであり、『韓国の保護国化・韓国領土の軍事的利用』を目的とする日本政府はこの点だけはロシアに譲歩することが出来なかったのでした。ロシアが『小村-ローゼン修正案』を蹴ったことにより、日本は大国ロシアとの戦争に備えた準備をスタートさせます。

_____
>ロシアの回答は『ロシアの満州権益の保護・韓国の自主独立と領土保全・韓国領土の軍事的利用の禁止・北緯39度線以北の中立地帯化』を要請するもので


仮に日本政府がこのロシア案を受け入れていたら、どうなっていたでしょうか?

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yuu********さん

2016/10/1902:37:49

残念ながら前提が間違っています。

そもそもの日露戦争の原因は、龍岩浦事件が原因でした。
これはロシアが鴨緑江を超えて朝鮮領内に侵入して軍事基地設営を開始したのが原因です。
これはこれまでの満州・朝鮮問題における日露間の取り決めとなっていた西・ローゼン協定に明らかに違反するものでした。
そして、これは日英同盟にも抵触するもので、日本のみならず英国もはっきりとロシアの侵略行為との認識をしていました。ついでに言えば、ロシアとは(秘密の)軍事同盟を結んでいるフランスも、この事件には驚愕しました。明らかに戦争を惹起しかねないものであり、本国の安全保障(対ドイツ)のためにロシアと同盟を結んだフランスにしてみれば、これはロシアの軍事比重が極東へ移ること=欧州でのプレゼンスが低下して安全保障の危機を招くことにつながったからです。これは日露戦争で事実そうなりました。

小村、ローゼン間の交渉はこのロシアの外交的挑戦を受けて応じたものです。

>小村寿太郎はロシアに対して『日本による韓国の保護国化・ロシアの満州における鉄道経営(特殊権益)の承認』という日本側に有利な満韓交換条件をつきつけ、ロシアから取り付く島もなく拒絶されます。
というのは日本側に有利というより、西・ローゼン協定をより深化させて両国の勢力圏を明確化しようとした提案でした。

>ロシアの回答は『ロシアの満州権益の保護・韓国の自主独立と領土保全・韓国領土の軍事的利用の禁止・北緯39度線以北の中立地帯化』を要請するもので、小村とローゼンの間で対立点を改善するための細かな折衝が行われました。
これ自体はこの文章だけ見ると、ロシア側が「日本よ、朝鮮の独立を守れよ」と言っているように思えますが、既にロシアは朝鮮領内に実質的に(あほな歴史家の文学表現ではなく明らかな外交用語として)侵略行動をしていながらの提案です。
ロシアは自分たちの行為はそ知らぬふりをしながら、日本に対しては「朝鮮問題について余計なことを口にするな」と言っているのと同義でした。

ですから
>1903年10月に出された『小村-ローゼン修正案』では、『日本の韓国権益とロシアの満州権益の相互尊重・満韓国境から50キロ以内を中立地帯化』
これは「双方が、相手国の権益の相互尊重、そのための実質的担保行為として満韓国境からの50キロ以内の中立化をしよう」という草案です。

ところが
>ロシア本国がこの修正案を12月11日に拒否して『韓国の日本による軍事利用の禁止・北緯39度以北の中立地帯化』という日本に不利な要求を繰り返してきます
というのは単に日本側に「朝鮮を軍事利用するな=中立化しろ」と言っているのではなくて、「現在のロシアが進出をした状態の上で、日本はこれの対抗処置としての朝鮮の軍事利用するな(=対抗手段をとるな)」と外交非礼をなお重ねた無視のいい要求をしているのです。

>つまり、ロシアは
ここの部分がですから全く見当違いの論理になっているのです。

>ロシアが『小村-ローゼン修正案』を蹴ったことにより、日本は大国ロシアとの戦争に備えた準備をスタートさせます。
事実そうなりましたが、「ロシアが朝鮮への侵略行動を撤回しないばかりか、日本に黙れと要求して外交による解決を拒絶した」から、日本側は戦争をするしかないとの舵を切りました。

>ロシアの回答は『ロシアの満州権益の保護・韓国の自主独立と領土保全・韓国領土の軍事的利用の禁止・北緯39度線以北の中立地帯化』を要請するもので
質問者さんの論理ではなくどなかの著作の引用と思いますが、交渉が始まるより数か月前の時点で、既にロシアは朝鮮の独立と領土を侵して、自国のために軍事利用を取り組み始め、日本には「中立化を口実にしてその干渉をするな」と要求していたのが実態で、小村・ローゼン間の交渉はロシア政府に交渉によって解決をする意思がないだけでなく、再度日本にこの「無法(条約破り)な現状を容認せよ」と自国の都合を訴えるものでした。

>仮に日本政府がこのロシア案を受け入れていたら、どうなっていたでしょうか?
というわけで、それは日本がロシアに屈服したことを意味することになります。丁度龍岩浦事件の当事者でありながらその侵略に具体的手段をとれず、「独立国の意思も能力もない」と日本の保護国となったようにです。というのも、日露戦争で後ろ盾になってくれたイギリスはこの問題に関しての日英間の交渉で同盟国=信頼できる友邦になりえないと言及しています。となれば、イギリスは日本など見捨てても、ロシアとの妥協を探ることになります。
そんな状態の日本にはロシア相手にどうすることもできません。

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mfm********さん

2016/10/1809:36:26

38度以南韓国と台湾は日本に併合されたままでしょうか。
当然朝鮮戦争も起こらないですし。
満州国も日本の友好国でいる可能性はありますね。

zez********さん

2016/10/1810:45:03

世界史的にけっこうな影響が出ます。これによってロシアは「日本は押せば退く属国だ」という意識を強めますし、太平洋艦隊を温存できます。こうなると緩衝地帯とやらも有名無実となってロシアの影響力は朝鮮を覆い尽くしてしまうでしょうし、韓国皇帝もあの国のパターン通りにロシア傾斜を強めて日本へ対抗しようとするのは避けられません。
結果、ロシアは東への進出を強めることとなり日本はその抑えにならなくなりますので、史実において「東方進出を諦めたロシアが再度バルカン半島情勢に目を向け…」となる流れが生まれなくなります。第一次世界大戦はだいぶ違った様相で勃発することになるかもしれません。

なお、日本にとってはこれで不平等条約の解消のチャンスが当面なくなります。また朝鮮半島で生産されるコメがなくなることで国内の食料供給も史実以上に怪しくなり、かといってさしたる調達先もないということになりますね。資本蓄積が大きく遅れることになりかねず、ヘタをこいたら1960年代の高度経済成長期到来のチャンスを逃すことになるかもしれません。

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