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映画、この世界の片隅に、 を見た方に質問です。ネタバレありです。 先ほど見て...

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ID非公開さん

2016/12/200:46:02

映画、この世界の片隅に、
を見た方に質問です。ネタバレありです。
先ほど見てきたんですが、意味が分からないところがありました。教えて欲しいです。
☆すずが兵隊さんみたいなひとに怒ら

れてそのあとお母さんとおねえさんがめっちゃ笑ってました。なんで笑ったんですか?
☆すずは妊娠したみたいだったけど、そのあとお腹がふっくらした描写などあまり出ないで終わったみたいでしたが、妊娠したんですよね?あれ?
☆すずの幼馴染の水兵さんが来た時、納屋で寝てもらうのにすずが家を出た時シュウサクさんがカギをしめました。あれは「水兵さんに抱かれてきてもいいぞ」的な感じだったのでしょうか。
☆すずの妹のすみちゃんが、うでに紫のアザみたいなのがありましたが、あれはなにかヤバイ病気ですか?死ぬやつですか?
☆最後に出てきた子どもは北條家の養子になったんですか?お姉さんの子どもとして?すずの子どもとして?

補足もうひとつ、
すずとシュウサクが出会った、人さらいのカゴの中。あのバケモノはすずの想像、妄想だと思ってました。でもあのカゴで出会ったからシュウサクはすずと結婚したんですよね。ではあのバケモノは実在していたのでしょうか。

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2

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ベストアンサーに選ばれた回答

gui********さん

2016/12/203:57:05

ネタバレ有り




・怒られ笑われ
すずさんは、何の悪気も無く、軍港の様子をスケッチしていました。
が、舞台は戦争中。そんな事をすれば、スパイだと軍人が騒ぐのは
当たり前。あそこで出た怖い兵隊二人は「憲兵(けんぺい)」といい、
陸軍内の警察官みたいな存在。ちょっとした事でも、民間の人すら
引っ張って行く、当時の日本で恐れられていた存在でした。
家族みんなは、「あのすずがスパイだなんて、勘違いもいいとこ」
と、憲兵のマヌケぶり、思い違いぶりを笑ったのです。

・妊娠
妊娠したかも?と思い、朝ごはんを二人分よそってもらったすずさん
でしたが…。病院へ行ったものの、その日の晩ごはんは一人分に
されていました。妊娠ではなかった、とさりげなく描写したのです。
そしてこれは、ラストであの戦災孤児を引き取る件の、重要な伏線
にもなっている。

・幼なじみ
これ、この映画の、重要だけどやや不満足な点。
原作だと、すずさんの夫の周作は、あの遊郭のリンさんに若い頃入れ
上げていた、という事が描かれるのです。例の、道に迷ったすずさんと
やりとりした、「竜宮城の乙姫さま」みたいな、あの美女。遊郭の
女郎、つまり今風にいうと「風俗嬢」…です。

夫の若い頃の「あやまち」を知ったすずさんは、激しく葛藤するの
ですが…。「自分はリンさんの『代用品』なのか?」と。
映画ではその辺が丸々カットされているのです。上映時間の関係か、
内容的にアレだったからか。
こまごましたディティールは、残してあるのですが。周作のノートの
表紙の一部が四角く切り取られているとか、空襲で砕け散った口紅入れ
とか…。

妻を、彼女の幼なじみとは言え他のオトコに、一晩あてがう…という、
これだけ見たら無茶な展開なのですが、上で書いた
「妊娠してなかった」騒動
=「すずさんは、子供が出来ない体(かも知れない)」
という事、そして、夫の若い頃の「引け目」ともあわせて考えて
みましょう。
しかも、あの幼なじみの晢が突然現れた際、彼の前でだけは、すずさん
はまるで子供時代みたいに、感情を自由に表し晢と接していた。夫で
ある周作の前では、決して見せなかった「素」の姿を。
それは、周作にとって「嫉妬」にもなったはずです。

さらに既にお答えにあったように、当時の「結婚」というものが、
しばしば女性の意思を無視して行われるものだった、という背景も
あるかも。

そういった、複雑で入り組んだ感情の果て、周作がああいった行動
に出(てしまっ)た…こういう事なのでは無いかと。

・アザ
これも既にご指摘通り、原爆症です。すずさんの実家は、広島の
原爆でモロに被害を受けた地域。母さんは行方不明、父さんは
直後に死んだ、とすみちゃんが語っていました。彼女自身も、
原爆症でもう長くは無いかも知れない…という描写なわけです。

・養子
こちらも既にお答えがあった通り。どちらの養子という形式に
なったかは描かれていませんが、そんな細かい事は、あの一家の
物語の中ではどうでもいいのでしょう。
ラスト、晴美の古い服を取り出す径子さんのセリフで、この映画
は終わります。エンディング、あの孤児が成長した平和な世の中
での一家を描くイメージ画は、原作には無いオリジナルなのですが、
あの子の着ているのは、その晴美の服を直したもの。そのツギハギ
の仕方、そこにもドラマが盛り込まれている。

・人さらい
すずさんと周作、「なれそめ」はあの人さらいでした。お尋ね通り、
すずさんの幼児の頃の、現実とも夢とも区別のつかない記憶、と
いった話。

が、色々な、時に悲惨な、様々を経た上で、すずさんと周作の絆は
揺るぎなくなった。すずさんにとって、もうあの人さらいは、周作
とのなれそめ…言い換えれば「すでにことさら確認するような必要
も無くなった」ところの、二人の愛情、絆、の揺るぎなさの象徴、
という形で出て来たのかも知れない…そんなふうに考えました。
なので、ヤツは幻想に過ぎないのに、ラストで周作までもがヤツを
目撃した、かの様な描写になったのではないでしょうか。



あの作品は、原作漫画もこの度の劇場アニメ版も、濃密で入り組んだ
ドラマとディティール、色々な象徴や例えが、互いを互いに支え合って
立ち上がっているような作りをしています。正直私なんぞでは、とても
手に余るところが多々あるのですが…しかしそれでも、いやそれゆえに、
私もグイと掴まれて離されない状態。

原作者、こうの史代先生の漫画単行本はほぼ全て買っている者ですが、
今度の映画は本当にヤられた。
原作漫画は、単行本が出た当時、全三冊版と後年の全二冊版、全て買った
のですが、映画は3度見て、ムック類もサントラCDも買い込んだところ
です。あと、DVDは当然購入予定。

ネタバレ有り




・怒られ笑われ
すずさんは、何の悪気も無く、軍港の様子をスケッチしていました。...

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質問した人からのコメント

2016/12/2 11:11:00

とても分かりやすい説明をありがとうございました!どちらの方も分かりやすかったです。
すっきりしました。ありがとうございました

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ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

hom********さん

2016/12/202:52:51

個人的な解釈も含めて、順にご回答します。

・ただぼんやりと絵を描いていただけなのに、
兵隊が大袈裟に騒ぎ立てたのが、滑稽だったからです。

・「相思相愛でそうなるのであれば、抱かれても止むなし」
だったのかも。
周作さんは自身の希望から無理に嫁に来させてしまった、
すずさんに申し訳なさを感じています。
「ふたりが目のまえで仲良くしているのを見るのは、
面白くないけれど、次にまた会えるかどうかもわからない、
ふたりにゆっくり話す時間をあげたい気持ちもある」
という複雑な心境が起こさせた行動だということ
がポイントだと思います。

・おそらく、原爆症ですね。ヤバい病気です。死ぬとはかぎりませんが。

・正式にどういう形になったかは劇中で明言されませんが、
「北條家の家族の一員になった」というのは間違いないと思います。
すずさん、お姉さん双方から自分の子供のように愛され育ったことが
エンドロールから推察されます。

・劇中世界には実在していたと思います。座敷わらしもいるのですから。
他の描写がリアルに徹している分、とてもフィクショナルに感じますが。

漫画原作は未読なので、間違っている部分もあるかもしれません。
ご参考にしていただければ幸いです。

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