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刑法について司法書士の過去問から質問です

awg********さん

2017/2/2314:15:33

刑法について司法書士の過去問から質問です





現に人が住居に使用する木造家屋を燃やす目的で、取り外し可能な雨戸に火をつけた場合には、その雨戸が独立して燃え始めた段階で、現住建造物等放火の既遂罪が成立する。


ガラス戸や雨戸のような取り外しの容易な物は建造物、とはならず現住建造物等放火の既遂罪は成立しない。
なお、器物損壊等罪が成立する。

家屋を燃やすという故意があるのに現住建造物等放火の未遂にならないのでしょうか?
器物損壊等罪で処断するだけでは罪としてとても軽い気がするのですが。

また、取り外しの容易な物は「建造物」としないのにはどういった理由があるのですか??
ご教示お願い致します。

補足平安神宮はその全体が一個の現住建造物にあたり、一部に放火しても現住建造物等放火となる、という感じの判例があると思うのですが、一般の木造家屋と何が違うのでしょうか??
(最決平元7.14)

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回答数:
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ベストアンサーに選ばれた回答

2017/2/2318:04:02

現住建造物放火の未遂となりますから、「既遂」とする「問」は誤りです。「なお、器物損壊等罪が成立する。」という解説は、全くのデタラメです。

「雨戸は従物(民法の基礎知識です)なので建造物で無いだけです。」・・・この回答もデタラメです。民法と刑法とは区別して考える必要があります。
民法の考え方(観念的)
畳・建具→従物
雨戸→付合物
外気分断性(雨露を凌ぐ機能)を有する点では、雨戸は屋根や外壁と同じであることが理由です。
刑法の考え方(現実的)
建造物の独立燃焼開始の時点において既遂となります。
媒介物(新聞紙やボロギレなど)が燃焼を開始しただけでは未遂です。
取外し自由な畳等が燃焼を開始しても、媒介物の燃焼と同じく、建造物の独立燃焼が開始しない以上、未遂です。この理は、取外し可能な雨戸にも当てはまります。
「従物か付合物か」ではなく「取外しが可能か否か」という基準で考えるのです。

盗品等譲受罪について
民法の考え方(観念的)
占有取得は、占有改定を含む観念的なものです。
たとえば、動産売買と同時に、買主を賃貸人、売主を賃借権とする賃貸借契約を締結した場合、買主は動産の所有権を取得するとともに、占有改定によって動産の占有も取得します。
刑法の考え方(現実的)
財産犯罪における占有の取得は、現実の占有を取得することです。
ナイフを突き付けて「お前の腕時計をよこせ。但し、3日間はお前に預けておく。」と申し向けて、その場を立ち去ったとします。この場合は強盗の既遂でしょうか未遂でしょうか。民法の考え方にとらわれると、占有改定によって占有を取得していますから、強盗既遂になりそうです。しかし、犯人は腕時計の現実の占有を取得していませんから、強盗は未遂となります。同じことは、詐欺財産にも当てはまります。欺罔行為→錯誤→処分行為という要件が満たされたとしても、占有改定にとどまる限り、詐欺は未遂です。
以上の理は、盗品等譲受罪にも当てはまります。

  • 質問者

    awg********さん

    2017/2/2318:34:41

    回答ありがとうございます。
    刑法のテキストにおいても、「取り外しが容易かどうか」において判断されているような記載です。
    民法の通りなのであれば、わざわざそんな言い回ししなくても「従物」「付合物」の文言を使えばいいですもんね。

    盗品等譲受罪についても回答ありがとうございます。
    民法と刑法についての考え方が深まりました。

    ただ、やはり気になるのは、なぜ「建物の取り外し可能な部分」であれば未遂で、「取り外しできない部分」であれば既遂、とわける必要があるのでしょうか??
    「取り外しの容易な物」が燃えてるからといって、火災が発生してる緊急時に「畳をはがす」方法で消化する人などいないと思うので、畳が燃えようと壁が燃えてようと区別するのがわからないのですが。
    試験対策としては深く考えなくても良いのでしょうが、とても気になります。

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ベストアンサー以外の回答

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zak********さん

2017/2/2315:00:55

解説がダメダメです。

現住建造物等放火の未遂になります。

建造物等放火の客体(対象)は当たり前ですが建造物です。

雨戸は従物(民法の基礎知識です)なので建造物で無いだけです。

司法書士はおそらく刑法は深くやりませんよね?

ふすまや畳、雨戸は建造物でないが
マンションのエレベーターは建造物の一部だと覚えましょう



平安神宮の判例は全然違う話です

「建造物」に対する放火なのは争いがないのです。
あの事件のポイントは複数の建造物が渡り廊下等で繋がっている場合に別々に考えるのか一つとして考えるのかを判断してます

ある程度くっついていて、燃え移るような場合は全体で一個とかんがえるということです
放火した建造物は非現在建造物だったのですが、現在建造物部分と一個として考えて現在建造物放火にした判例です

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