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静岡大学人文社会科学部経済学科に4月から進学します。 静大では、授業や先生が...

keizaigakubu2017さん

2017/3/2113:55:54

静岡大学人文社会科学部経済学科に4月から進学します。

静大では、授業や先生が
① 理論経済学と統計学
② 経済政策
③ 経営学
の3つのコースに分かれている、ということを聞きました。

①と③が違うのは理解できるのですが、①と②の違いが分かりません。
経済政策の運営や評価をするためには理論経済学や統計学が必要不可欠でしょうし、
経済学の理論研究や実証研究が経済政策から全く独立してなされるということも想像できません。

経済学の世界では理論や統計学のような基礎研究と経済政策が完全に別のものとして研究・教育されているのでしょうか?
この①と②について何かご存知の方がいたら教えて下さい!

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ベストアンサーに選ばれた回答

2017/3/2116:44:17

理論や実証と政策を区別して研究教育すべきでない、というお考えは尤もだと思います。
そのような制度の背景には、「マルクス経済学」という日本独自の学問があるかもしれません。

ご存知かもしれませんが、日本の経済学部には「経済学」と「マルクス経済学」の二つがあります。
前者は国際的に"Economics"といった場合の意味の「経済学」であるのに対して、後者は戦後に日本独自に発展した学問です。
「経済学」の研究者は「日本経済学会」に所属し、「マルクス経済学」の専門家は「経済理論学会」に所属する、といった棲み分けがされています。
前者の研究者が国際的な場に研究を発表する習慣がある一方、後者は当然ながら閉鎖的であり、またソ連崩壊以降信ぴょう性も無くなってしまったため、研究者の数も減っています。

「マルクス経済学」では「理論」、「歴史」、「政策」という研究の分類がされていました。
「理論」ではマルクス主義的な理念や思想を哲学的に論じ、
「歴史」ではマルクス主義的な観点から歴史を分析し、
「政策」では理論や歴史の研究を踏まえて現実の政策を批判・提案する
といった具合でしょう。
静岡大学で「理論」と「政策」が不自然に分かれているのはこの名残りだと思います。
つまり、実際の授業では「ミクロ経済学」(理論)と「経済政策」(政策)や「財政学」(政策)などで扱われる手法や枠組みは同じですが、伝統的にそういったコース分けがされている、ということです。

もちろん、東大や一橋などの一流大学では「高度な数学を使う抽象的な理論経済学や計量経済学」と「現実的なモデルを分析する理論経済学や応用計量経済学」の教員を区別してコース分けする場合もあります。
しかし、静岡大学のHPで教員の研究分野などを確認した限りでは「理論」系の教員もかなり具体的な応用研究くらいしかしていないようなので、コース制度自体にあまり意味は無いように思えます。

しかし、よく見てみると「政策」系の教員はマルクス主義の強い特定の公立大学出身者が多く、「日本経済学会」所属の先生もいないみたいなので、
・理論系コース→経済学
・政策系コース→マルクス経済学
という区分になっているのかもしれません。
つまり、30年くらい前までは「理論」コースで「マルクス主義理論」が、「政策」コースで「マルクス主義的な政策」が教えられていたらが、最近になって普通の「経済学」の教員を採用し始めたため、「理論」コースでは「経済学」が、「政策」コースでは「マルクス経済学」が教えられている。

いまどきこのようなマルクス経済学を重視している大学は相当珍しいと思いますが、地方大学の場合はガラパゴス的にそういった特徴がある可能性もあるでしょう。
「他の大学にはないユニークな特徴」だと思って楽しんでみてはいかがでしょうか?

質問した人からのコメント

2017/3/21 18:33:21

詳しい回答ありがとうございます!
調べてみたら、ほとんど論文を書かずに本をたくさん書いているような先生が多いですね。
研究よりもマルクス主義の啓蒙活動に力を入れている感じでしょうか?
大学には色々なタイプの先生がいるみたいで今から楽しみです!

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