ID非公開さん
2017/7/7 8:13
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電験3種は難しすぎると言われていますが、本当ですか?
電験3種は難しすぎると言われていますが、本当ですか? 過去問みても難しさが把握できない(何かいてあるのかまだ理解できてない)ので、難易度はどのくらいなのか電気関係の方教えて下さい。
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結論から書くと、電験の難しさとは 工業高校の電気科の学内一位人が かなり頑張ったら取れるぐらいの資格と言えます。 工業高校の毎回のテストで百点を取る知識量 +高校二年生程度の数学をスラスラ解ける数学力程度が求められます。 例えば電気工事士では、 公式を覚えて法規を覚えて、過去問を覚えれば合格できる程度の資格です。 例えば理解が曖昧であっても、公式さえ覚えていて、 過去問を繰り返せば十分に合格は可能です。 あれは出題として一つの公式にそのまま当てはめるだけで回答が出るものが多く、 知識さえあれば、数学力はそれほど必要ありません。 なので過去問だけで受かったという話は結構聞きます。 ただ、電験というのは知識を問われるだけなく、 主に数学力が問われます。 電気工事士と違い、過去問と同じ問題は全く出ず、 答えを導き出すのに2~4の公式を使います。 それもそのまま公式を使うのではなく、 ある程度公式を改変して、あるいは新しく創りだして、 問題を説かねばなりません。 なので電気工事士しか受験経験のない人は あまりの試験難易度の高さに難しすぎるという感想を抱くでしょう。 実際過去問だけで受かったという話はほとんど聞きません。 しかも90分という時間の割には計算問題が多く、 その短時間で正確な正解を導き出す力が求められます。 電験で問われているのは主に数学力なので、 ただ単純に知識だけあっても解けない場合がほとんどです。 受験した感想としては電気系の皮をかぶった、 数学力テストだなという印象を持ちました。 暗記するだけで合格するようなテストであれば、 こんなに合格率が低いわけはないし、 難しいと言われることもないのです。 どんな問題が出ても自分の力で回答を導き出す応用力。 これを身につけるためにどうしても膨大な問題数をこなす必要があります。 電験のための対策をして、 しっかりと問題を数多くこなすことがなければ合格しません。 6割以上は計算問題ですから、理系大学卒の人であっても、 数学の問題を解くことから離れていたりすると合格できません。 あと4科目合格は毎年10パーセントを切る位ですが、 実質合格率は20%位だと思います。 というのも受けるだけ受ける工業高校生や、 仕事が忙しいとかの理由で対策ゼロの受験者も受けに来ているからです。 あと電験に合格するまでに1000時間が必要といわれていますが、 あれは正しい勉強法をした上での千時間です。 例えば公式を丸暗記して、過去問を丸暗記するような勉強法では、 正直1,000時間でも合格は厳しいでしょう。
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