調停経験者です。 「二人でご飯を食べ不貞はない」 「異常なまでの責め立て」 「別居の可否」 これは貴女の主張であり、夫の主張も取り上げた裁判所の判断は分からないのです。 貴女の主張の通り婚費や養育費の算定表はあるのですが、あくまで話し合いを行ううえでの基準金額であり、金額の判断もわかりません。 夫婦は民法により同居が義務つけられています。 婚費のみ強く主張すると、なぜ同居できないのか？ 正当な別居なのか？ 等を第三者に納得させるだけの説明が不可欠でしょう。 例えば同様な事が過去にも数回あり同居別居を繰り返し、子供の為にも我慢を重ね扶助協力義務を果たしてきたが、今回の件で夫に対し気持ちが喪失した。 などは別居が認められやすい要因の一つといえるでしょう。 仮に夫は離婚が決断できていても、「離婚はしない」と言ってきます。 それは今後夫から離婚の同意が得られず、裁判所で調停をする事になった場合、調停委員は「離婚したくない」という配偶者を説得するのは困難なのです。困難であれば裁判に進展する可能性が高まります。 しかし逆に「養育費がいくらであれば離婚に同意できますか？」と夫に聞いて、養育費の額を親権者に対し説得する方が容易であり、 加えて「離婚したい妻の要望」「離婚はしたくなかったが金額は夫の主張の養育費」とするのが公平であり委員も早期解決が可能です。 予め離婚に同意できていて養育費のみの争いだと、算定表で判断されやすいです。