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大韓航空機撃墜事件ってどんな事件でしょうか?

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ID非公開さん

2017/11/3011:37:40

大韓航空機撃墜事件ってどんな事件でしょうか?

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yng********さん

2017/12/215:15:35

1983年9月1日未明に、ニューヨークからアンカレジ経由でソウルへ向かっていた大韓航空007便(B747)が、ソビエトのサハリン上空でソ連の戦闘機に撃墜された事件です。


当時のB747にはニューヨークからソウルへノンストップで行ける航続性能はありませんでしたので、途中アラスカのアンカレジに寄港して給油等をしました。
007便はアンカレジを離陸すると、アンカレジの管制塔から「245度(南西)方向へ飛行せよ」と指示されます。
007便機長はこれに「了解」と返答し、自動操縦装置を「ヘディングモード」(指定した進路へ飛行するモード)にしてその進路(ヘディング)を245度にセットして飛行しました。
しばらく行って管制塔から007便に対し「フライトプラン通りの飛行に移れ」と指示があり、007便機長はこれに「了解」と返答します…ここまではアンカレジから日本列島や朝鮮半島方面へ向かう航空機にとって通常の手順です。

本来、ここで007便は自動操縦装置を「ヘディングモード」から「INSモード」に変更することになっています。INSとはB747標準装備の当時最新の自動操縦装置で、飛行予定ルートのポイントの経度・緯度を入力しておくと自動的にそのルートに沿って飛ぶようになっています(通常、INSにはフライトプランとして提出したルートを入力します)。このINSに従って飛行する状態が「INSモード」です。モードを変えると進路245度方向への飛行から、INSに入力したフライトプラン通りの飛行に自動的に切り替わります。

ところが、007便は管制塔からの「フライトプラン通りの飛行に移れ」との指示に対して「了解」と返答したものの、そのまま進路245度方向への飛行を続けてしまいます。これはフライトプランとして提出された正規の進行方向より、西に20度ずれています。
そして悪いことに、この指示があった場所はアンカレジ管制塔のレーダー圏ギリギリの場所で、レーダー画面のひずみが大きく特定の航空機の飛行方向を監視が可能な場所ではありませんでした。つまり管制塔も007便が指示通りに飛行していないことに気付けなかったのです。
007便はそのまま西にズレた進路への飛行を続けてしまい、カムチャッカとサハリンの上空で領空侵犯してしまったのです。カムチャッカではスクランブル発進したソ連戦闘機が007便を発見できなかったので何も起きませんでしたが、サハリンでは007便はソ連戦闘機に見つかってしまいました。

後年、ロシアから大韓航空に返還されたボイスレコーダやフライトレコーダを第三国であるフランスの航空当局が解析し、上記の経緯から「007便操縦士が自動操縦の取り扱いを誤った」あるいは「自動操縦装置が故障した」かのいずれかが原因だとしました。

そしてスクランブル発進したソ連戦闘機が、「国籍不明の不審機」として007便を発見したサハリン上空で、ある偶然から悲劇に繋がります。
ソ連戦闘機は「不審機」を見つけると、まず後方から追跡します。そして「戦闘機からの追跡を受けている」事を報せるために威嚇射撃を行いました。ところがこの戦闘機には曳光弾(暗闇で光る弾丸)が搭載されていなかったので、007便側は戦闘機の追跡を受けていることに気付きませんでした。
そこで戦闘機は「不審機」を追い抜いて前方に回り込み、コックピット付近を近接飛行して追跡中であることを報せようと「不審機」の追い抜きにかかろうとします。
ところがここで「不審機」は突然上昇を開始します、同時に速度が落ちてこの戦闘機の最低飛行速度以下の速度まで落ちました。この動きは敵に追われている航空機が「上昇回避」というかたちで逃亡する動きに似ていて、ソ連側は「不審機」のこの動きを見て「不審機が逃げた」と判断します。

実はこの007便の行動は「戦闘機に追われていることを知っていて逃げた」訳ではありません。燃料を一定量まで消費して上昇が可能になったため、「当初の予定通り」2000フィートばかり上昇しただけのことです。007便はこの上昇の直前に東京の管制塔に2000フィートの上昇要求をしていて、これが許可されています。

ところがソ連側は「不審機」が逃亡とみられる怪しい動きをしたと判断して、この「不審機」に対する撃墜許可まで出してしまいました。戦闘機は周囲上空を大きく旋回して上昇した「不審機」に後方から接近し、熱誘導ミサイルを2発放ったわけです。このうちの少なくとも1発が機体後部に直撃、あるいは至近弾となったと考えられています。

長くなりましたが、以上が「大韓航空機撃墜事件」の概要です。

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yos********さん

2017/11/3014:29:39

大韓航空機が何故か正規の飛行ルートを外れてソ連の領空であるカムチャッカ半島を侵犯してしまい、警告されたにもかかわらず退避せずそのまま突ききろうとして撃墜された事件です。
何故、正規の飛行ルートを外れたかについては①飛行予定ルートの入力ミス②燃料節約のためにショートカットしようとした③カムチャッカ半島の軍事基地を撮影しようとして意図的に侵入したなどの説がありますが未だに解っていません。

zez********さん

2017/11/3012:34:48

時系列的な話はググってください。

ソ連の国家体制が「他国民間機の誤撃墜」の可能性のリスクよりも「自国の防衛」を明確に優先する姿勢であることを世界に示した事件です。
これは国際的に猛烈な悪評を招き、ソ連の国家イメージを大きく低下させています。米ソの緊張が大きく高まる事件でした。

ま、今になってみればそれだけ米ソも「行儀良く」対立していたということなんですがね。21世紀の現在では民間機民間人を狙った攻撃なんていつあってもおかしくない、珍しくもなんともないものになってしまいましたから。昔の任侠映画風にいうなら「昔の国際対立にはそれでも最低限の仁義があって、仁義はずれは誰も許さなかった。しかし今は違う……」ってな感じです。

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