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ロンギヌスの槍とロンゴミニアドはどう違うのですか?

adj********さん

2018/2/1609:34:15

ロンギヌスの槍とロンゴミニアドはどう違うのですか?

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pan********さん

2018/2/1619:46:18

「※多説あります」がアーサー王伝説です。

ロンゴミニアトは、アーサー王伝説において登場するアーサーの所持する武器の一つです。
ウェールズの吟遊詩人に伝わる伝承をまとめた本「マビノギオン」の一節、「キルッフとオルウェン」の中に、主人公キルッフがアーサーに助力を願った際に、アーサーが「困ってるならなんでもくれてやるがこれだけは譲れないぞ」と名を連ねた宝物の一つとして、名槍ロンゴミニアトの名が挙がります。
が、それだけ。特別な性能などの描写はありません。

一方で、ロンギヌスの槍は、イエスの処刑の際に槍持ち(ロンギヌス)のカシウスが持っていたとされる槍です。
十字架に架けられ動かなくなったイエスの生死を確認するために、脇腹を槍で突いたと伝えられます。本来なら死んでいれば血圧はないわけですから、刺し傷から血が流れることはありません。が、イエスは死しているはずにもかかわらず、傷口から血が流れるという、復活の予兆を示します。
さらに、盲目であったカシウスは、その際に飛び散ったイエスの血を目に受け、視力を回復した、といういわくはウィキペディアにも載っている通り。
こうして、ロンギヌスの槍は聖遺物と見なされ、その後、これを手にする者は世界を制するといういわくまでつき、ヒトラーらまでもが探し求めたとかどうとか。

それとは別の話として、やはりウェールズの伝承にある「エヴラウクの息子ペレドゥルの物語」に、槍による傷のため脚が不自由になった王がおり、主人公が槍で王の古傷を触れると、その脚が癒えるというエピソードがあります。

このペレドゥルという人物をもとに、フランス人の詩人が膨らませつつ創作を加えた「ペルスヴァルまたは聖杯の物語」というストーリーにて、槍傷により脚が不自由で魚釣りをして生計を立てる漁夫王(いさなとりのおう)と、「グラール」という謎の食器が加えられます。
グラールは本来は宴用の脚のついた大皿。現在では「グレイル(=聖杯)」と訳されます。
ペルスヴァルは、円卓の騎士の一人ランスロットがカーボネックのエレイン姫に逆夜這いを受けて生まれた私生児である「パーシヴァル」の原型になります。

この聖杯にインスパイアされるのがキリスト教徒。
ロンギヌスの槍で受けたイエスの傷から流れ出た血を受けた盃、すなわち「キリストの聖杯」と解釈します。
そして、ペルスヴァルのストーリーを「漁夫王ことペラム王のカーボネック城には、かのロンギヌスの槍が保管されていたが、管理上の事故で王はロンギヌスの槍でかすり傷を負い、呪いを受け不具になった」という、さらにキリスト教的解釈を盛って翻案します。
こうして、アーサー王伝説の一部にロンギヌスの槍が登場するようになります。
というわけで、基本的にここまでは別物です。

さらに後年の翻案で、名前が似ているので、混同してしまった説もあります。
が、ここまで話を弄り倒されている通り、「ロンゴミニアト=ロンギヌスの槍 同一説」を虚説と断じれるほど、アーサー王伝説は混じりっけのないストーリーではないので、冒頭の「※諸説あります」が答えです。

質問した人からのコメント

2018/2/22 19:42:35

回答ありがとうございます!

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hangyo2744さん

2018/2/1609:52:30

「同一の槍であるという伝承"も"ある」ってだけです。

キリストが処刑された時に、横にいたローマ兵が持っていた槍の名前(正確には槍そのものには名前はなく、槍を使った兵士の名前)がロンギヌス。
一方のロンゴミニアドは「アーサー王物語」に出てくる槍のこと。

『実はロンギヌスの槍のことでアーサー王の前に聖杯と一緒に現れた』というくだりになってますが、なにしろ実物が残ってないのでなんともハッキリしてません。「アーサー王物語」自体、史実だったり創作だったりがまぜこぜで、作者も複数人おり、設定に統一性がありませんし。

ですから、『源義経がモンゴルに逃れてチンギス・カンになった』に近い俗説です。というか「アーサー王物語」に属する物語を書いた人の、調査に基づく推測か、「だったらいいな」という願望による創作ですね。

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