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日本仏教界の一部宗派では正法・像法・末法という三時説が信じられていますが、こ...

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ID非公開さん

2018/7/500:28:02

日本仏教界の一部宗派では正法・像法・末法という三時説が信じられていますが、この三時説は三世実有の時間の捉え方がでないと成立しないと思います。
ご存知のように三世実有を主張したのは説一切有部ですよね。

すなわち大乗仏教側から小乗と蔑まされた部派です。
大乗仏教は三世実有を否定し過去も未来も無く、時間もまた空であると説いた、と私は理解しています。
日本の三時説を信じている宗派はつまるところ小乗仏教の時間論を受け入れているということになりませんか?
すなわち三時説を信じている宗派は小乗仏教の教えを信じているいることになりませんか?
それとも私の時間の理解は違いますでしょうか?

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wal********さん

2018/7/501:30:19

正法時と像法時については、インド仏教で早くから考えられて、
雑阿含、五分律、増支部経典等に出てきます。
末法思想は6世紀ころに西北インドで成立してただちに中国に
もたらされました。

中国で、大成されるのが末法法滅(まっぽうほうめつ)思想です。
当初は、正法・像法法滅思想にとどまっていましたが、南北朝末より隋、
唐初に至るや、正像末三時の思想が表れてきます。
なんと言っても影響力のあったのが、天台宗の二祖慧思とその弟子の
天台智顗です。
慧思は『立誓願文(りっせいがんもん)』に正法500年、像法1000年、
末法1万年説を出しました。
日本に来て末法思想はますますリアルとなり、平安時代、最澄が
著したとされる(偽書説あり)『末法燈明記』の中には
「正像やや過ぎ終って末法甚だ近きにあり法華一乗の機、 今正しく
是れその時なり何を以て知る事を得ん安楽行品 にいわく末法法滅の時なり」
と末法が近づいている旨が書かれていますし、それは鎌倉仏教に於いて
一段と強くなりました。

>三時説は三世実有の時間の捉え方がでないと成立しないと思います。

「三世実有」とは、法そのものは過去、現在、未来を通じて存在し、
自己同一を保っているという説ですね。
理屈としては確かに三世実有に当てはまりますが、三時説をこれに
照らしていたかはさだかではありません。
ただ、時代時代に仏教衰退の波があったことは事実ですし、
仏教修行者達がずっと平安であったわけではないということでしょう。

>三時説を信じている宗派は小乗仏教の教えを信じているいることに
なりませんか?

大乗仏教には色々と雑物が混入しています。
大乗の骨子は唯識と中観ですが、唯識の元は有部からですし、
その他にも平気でブラフマン思想なども入っていたりします。
多くの大乗宗派の教理の大元は「民衆と離れ、重箱の隅をつつくように
教理を研究していた」と大乗から批難されている有部が分析したものです。

まあ、何が違うかというなら、如来が下生し、一切衆生を救うという
菩薩思想が出てきたことだと思います。

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曹源慧能さん

2018/7/509:48:05

善悪の因(原因)を修すことで、その各々の業力の作用により、応ずべき果(結果)を感得する因果関係があるのですが、結果が発現するのには時間の差があり、それを三時に分類しているのが、三時業です。だから、何でもかんでも空と思い、悪いことをしてもその報いがないという誤った考えを持ってはなりません。

fun********さん

2018/7/506:18:32

ただ単に、正法を信じる人が少なく成ってくるだけですよ!

nak********さん

2018/7/501:23:09

「三世」という意味には二種類あるということにお気づきでしょうか?
「過去世」「現世」「未来世」、つまり、すでに消滅してしまった世界と、現に存在する世界と、この世界が滅んでから次に誕生する世界とです。
また、単に現世における「過去」「現在」「未来」です。

有部の「三世実有」は、一切の実有なるダルマが、三世(過去・現在・未来)において恒有という意味です。
同類因が等流果を生じさせ、異熟因が異熟果を生じさせるけれども、時間そのものは不可逆であり、時間そのものがダルマだと考えているとは思えません。

中観では、因と果とが同じであることは決してあり得ず、断絶しているわけでも、恒常であるわけでもないのですよ(『中論』18-10)。
これは無限遡及や依存性の問題だと思いますよ。

蛇足ですが。
末法思想の以前に、過去仏の問題があります。
つまり「釈迦は誰によって授記を受けたのか?」です。
そこで「本初仏=燃灯仏」が考案された。
おそらくそれが「過去三仏」を経て「過去七仏」に発展した。

そしてその過程で未来仏が考案され、千仏思想へと進化し、さらにそれが三千仏に増えてった・・・。

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