マイクプリアンプのインピーダンスを調節する機材に関する質問です。

マイクプリアンプのインピーダンスを調節する機材に関する質問です。 マイクプリアンプによっては、インピーダンスを調節できる物がありますが、(下記URL) https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/137509/ (URL内の写真の左から二つ目のつまみ) 1.インピーダンスを調節する為だけの機材はありますでしょうか。 2.もしあるとしたら、今あるオーディオインターフェースのプリアンプの前につないでみたいと考えておりますが、下のようなつなぎ方は問題にありますでしょうか。 (マイク → インピーダンスを調節する機材 → オーディオインターフェース) インピーダンスの設定が内部的にどう言った物なのかわからないので、そもそも私の理解に問題があればご指摘ください。

DTM74閲覧

ベストアンサー

0

インピーダンス調節があるマイクプリアンプというのは、 ・昔の(ビンテージの)特殊なインピーダンス値のマイクに対応するため ・特に高インピーダンス/微少出力のリボンマイクなどに対応するため (リボンマイクの分野では、まだ現行機種にそういう特殊マイクが有る) ためです。 若干、「見てきたような歴史ウンチク」的になりますが・・・ 現代のマイクは、上のリボンマイクのような「例外的な特殊例」を除き、マイクの「基準インピーダンス規格」は600オームに統一されていますが、30~40年前にはメーカー独自規格や音響以外の規格の流用が氾濫していて、マイクのメーカー/機種によって 「インピーダンスも違えば、出力レベル自体が大幅に違う・・・のが当たり前」 という時期/時代がありました。 その頃は、マイクプリアンプの「役目」として、どんなマイクでもインピーダンスとレベルを最適値に出来る機能が無いと、むしろ困るという「現実」が有ったのですが、今は規格がほぼほぼ標準化され、またマイク側の出力レベルも基本的にはアップしたので、 「標準化されたマイクを使う限り、インピーダンス整合機能は不要」 となっています。 だから、現行製品ではインピーダンス調整機能の無いマイクプリアンプの方が主流です。 実際のところ、インピーダンス調整機能を付ける方が、余計な回路構成が増えて音質的にも不利になるし、コストも上がりますから価格面でも不利になります。 にもかかわらず、一部にまだインピーダンス調整機能付きのプリアンプがあるのは、高級機の場合は 「プロがあえてビンテージマイクを使うシチュエーションへの対応」 「現行機種でも、一部のリボンマイク等は昔ながらの設計で、調整機能が必須なため、それへの対応」 が求められるからで、高級機ですからそれ相応のコストを掛けた回路を搭載してますし、プロの世界では価格は度外視ですので問題は無いという背景もあるという世界には、それ相応の需要があるからです。 そして、中級機以下の場合 (ART Pro MPA IIは、製品ランク的には中級機の下の方です)は、 「権利の切れた昔の設計を、あまり考え無しに現代風にアレンジした結果として、昔のコントロールをそのまま搭載」 「そのことを『高級機と同じ機能を搭載』と銘打って、購買意欲の向上と販売価格天下を狙うコマーシャル的意図」 としての搭載の方が大多数です。 まぁ、特殊仕様のリボンマイク等も使えるようになるのがメリットな人なら、手を出すのもアリだと思いますが、標準的な仕様のマイクしか使わない人にとっては、 「邪魔になることはあっても、さしてメリットは無い」 機能です。 それを踏まえて 1.については、昔は単品でそういう機材はありました。 でも、今では少なくとも現行新品をリリースしているメーカーは無いでしょう。 ただ、放送用機器を扱う分野では、連続調整では無くて「インピーダンス 何Ω:何Ω」という「インピーダンス値を決め打ち」した「マッチングトランス」は、今でも販売されています。 放送機器分野では、40~50年前の機材が今でも現役というシーンは世間が思っている以上に多く、そういう機器と現代の機器を混在使用する際には無くてはならない調整機器だからです。 しかし、そんな機器は、宅録分野では使用する必要が無い骨董品です。 2.については、以上のとおり、あるとしてもよほど特殊な仕様のマイクを使わなければならないという「アマチュアには、まず有り得ないシチュエーション」でも発生しない限り、意味が全く有りません。 600Ω規格に標準化されたマイクを使っている限り、そんな余計な機材は音を悪くすることはあっても良くすることは一切無いので、不要です。

ご回答ありがとうございます。回答がなかなか付かなくて諦めかけていました。 私も、「あまり意味がない事だ」と漠然と聞いていたのですが、理由はよくわかっていませんでした。 ただ実はこの質問をするにあたって、とあるレコーディング系の雑誌で以下のような機材の紹介記事を読んだことがきっかけなんです。 ・紹介機材 ART TransX(150-1kΩまでの可変インピーダンスがついている) ・記事の内容 「コンデンサー(200Ω)とダイナミックマイク(150Ω)を接続し、インピーダンスを調節してみると、どちらのマイクの場合も音のフォーカスが定まるような、低域がクリアで引き締まったサウンドが得られた。 -中略- あえて違うインピーダンスでもEQやコンプとは違う音の「ばらつき」を出すことができるでしょう」 記事を読んで面白そうなので、試せるものなら試してみたいと思ったのですが、値段が高く、知恵袋に相談してみたという経緯です。 試してみたいんです!!

ThanksImg質問者からのお礼コメント

長文のご回答、返信いただきまして、本当にありがとうございます。 勉強させてもらいました。

お礼日時:2018/9/17 18:54

その他の回答(1件)

0

終端抵抗を可変にして入力インピーダンスが極めて大きなアンプで受けている程度の回路かもね(入力インピーダンスはアンプの入力インピーダンスと終端抵抗の並列合成になるが、アンプの入力インピーダンスはきわめて大きいので入力インピーダンス≒終端抵抗の抵抗値になる)。そのレベルの物だったら誰でも作れるんじゃね? まあダイナミックマイクなんかは負荷インピーダンスが変わればダンピングも変わるので音が変わるのは確かではあるが、一般的なマイクは一般的な負荷インピーダンスにあわせて音作りしているだろうから自分はわざわざそんなものを使って試行錯誤する気にはなれないね。 まあ試してみようというのなら接続方法は質問にあるとおりでいい。 ちなみにARTはイロモノばっかり作っている企業である。 リボンマイクについては出力レベルが極端に小さいので単純にインピーダンスマッチングを考えればいいというものではない(レコードプレーヤーのピックアップにおけるMMとMCの違いに似ている)。