巷にあふれる薬事法違反製品(広告表現)。
これは、「薬事法違反をしている業者が、取り締まりに大して多すぎる」等に起因すると考えています。
単に多すぎるのみならず、例え片端から取り締まったとしても法人としての事業者変更や商品変更等を行う、といったイタチゴッコになる事が目に見えている事も原因に挙げられます。
また、商品性質上(高額かつ利益率)例え取り締まったとしても薬事法で定められている罰則に比べ、取締りを受ける前までに得た利益の方が多大となる事も、このような広告が後を絶たない原因の1つです。
(健康被害等の賠償請求が起こらないのであれば、その罰金は法で定められた金額のみとなる為です。)
(その為、より売れるようにする → よりインパクトの強い広告の方が、商品が売れる。 → 広告がひどくなる、のスパイラルです。)
上記事情があるゆえに、現状ニュースで報道されているような摘発や行政指導、逮捕等は「健康被害」や「金銭被害」の出たもの、大きいものが大半になっていると考えられます。
その為、この業界としての外部からのイメージは「潰れない」「売り続けることが出来ている」という様に見えますが、実際には(見せ掛け上も含め)潰れては新規、というイメージであると考えます。
ちなみに・・・
近年中に、上記を含め健康食品を取り巻く問題等の為、「健康食品法」が制定されるといいます。
詳細はまだ未定ですが、幾許かの現状問題の解決を狙っているとの事です。
さらに・・・
上記例、ひどいですね。
[1時間で4㎏痩せた][寝てる間に-10㎏]は、例え「体験談」でも、いい内容のみを作為的に抽出しているのだとすれば景品表示法の観点にそぐわないものとなりますし、そうでなかったとしても、食品にはありえない程強い効果だといえます。
[痩せすぎる可能性があります]も、「可能性」であっても強すぎます。
[一生太らない体に]は医薬品効果誤認標榜ですし、
[日本の医学会で初めて認められたサプリ]は事実に反すれば景品表示法に、事実であっても薬事法66~68条に反します。
【補足について】
ひどいですね。
> 女性のデリケートゾーン専用
→ 厳しく見ると「専用」は用法の指定ととられる事もあります。
> ついに国が動いた?!
> そのあまりの効果と ~ 認可まで受けちゃったのです!
→ 医薬部外品認可は申請制で、公的機関が率先して与えるものでは無いのでNG。
→ 医薬部外品である事を安全性や効果の引き合いに出す事も薬事法による広告表現規制にかかりNG。
> 業界初!
> 国の保証したソープだからその効果は凄い!
→ 本当に「業界初」でなければ、有利誤認表示。
→ 医薬部外品である事を安全性や効果の引き合いに出す事も薬事法による広告表現規制にかかりNG。