興味深い質問を発見してしまいました。 通りすがりですが、お答えします。 まずは現実的な話をしたいと思います。 可能性がある人物は複数いるのではないかと思いますが、NerveGearやSAOに類似する仮想世界を構築する上で、クリアしなければならない問題が多々あります。 まず、脳から直接データを読み取り、さらには脳に直接データをフィードバックし、通信を行うNerveGearに類似したシステムを作るためには、電子工学(エレクトロニクス)のみならず、機械工学(メカトロニクス)、医学、情報工学、通信工学、計算機科学等、あらゆる分野に精通した学術知識と、高度な技術が必要ということ。 さらに仮想世界を構築するためのグラフィック技術、デザインスキル、それを稼動させ、管理するサーバを設計する技術、そこでNPCを動作させるAIの設計、開発技術を要する点も含めると、1人ではとても無理じゃないでしょうか。 どれか1つの分野に長けた人物は多いのですが、これら異なる全ての分野に明るい茅場のような天才は、世界中を探してもいないのではないかと思います。 しかし、これでは回答になっていませんし、ご質問を伺い、その真意に想いを巡らせた時、お気持ちに寄り添いたいと強く感じましたので、もう少し夢のある話をしましょう。 茅場に限りなく近いという条件で、思い当たる人物が1人だけいます。 佐野榮太郎という技術者です。 彼は工学者ですが、蛋白質解析において難治病治療の発展に貢献した人物です。 その解析には、分散計算の知識や、化学知識、細胞、分子レベルの医学知識が必要なのですが、そんな高度な世界で、彼はスタンフォードからも目されています。 一方、トップダウン式人工知能の分野でも名が知られていて、コンピュータ上に人間らしさを作りこむ技術にも長けています。 AI設計、プログラミングのみならず、電子回路の設計も行えるようで、人感センサモジュール等を製作したりもされていましたので、電子工学にも一定のスキルがあるものと思われます。 また、技術者、研究者でありながら、ゲーム開発や、ご当地萌えキャラのプロデュースなども手掛けられていて、エンターテインメント分野にも深く関わっています。 しかも彼は、情報通信に関わる組織のトップを務めています。 こうした理由から、SAOに限りなく近い仮想世界を作るためのプロジェクトが立ち上がったとして、それを指揮できるのは、彼をおいて他にいないのではないかと思いました。 他にも理由があります。 ゲームではありませんが、彼はメタバース(仮想世界)に興味を示しているからです。 ただし、私が知らないだけかもしれませんが、メタバースの構築に関して、彼は、現時点ではファンディング等を行っていないようです。 彼に提案し、彼が生きているうちに力を貸す事ができる人がいて、彼とタッグを組めば、SAOとはいかないにしても、将来、それに近いものが実現される可能性は大いにあると思います。 同情は望まれていないと思いますが、質問者さんが夢見る世界がいつか来ると信じて、希望を捨てないでくださいね。