ベストアンサー
カキの渋み成分(タンニン)には「収れん作用」といってタンパク質を変質させて血管や細胞を縮める作用があります。渋柿を食べると渋さで口の中がキューッとなりますがまさにこれが収れん作用です。また食用にした場合は腸粘膜に作用して膜を作り、この膜が内容物の腸への刺激を減らし便通を悪くします。ただ、食べ過ぎたりもともと便秘症の方でなければ問題ないでしょうね。逆に下痢を抑える薬にはこのタンニンの収れん作用を用いる物もあるそうです。ゲンノショウコなどの漢方薬だけでなく市販の医薬品にも用いられる成分だそうです。 このタンニンは渋柿だけでなく甘柿にも渋柿と同じくらいの量のタンニンが含まれているので同様に便秘の原因になり得ます。甘柿は実に褐色の斑点があるものが多いですが、これはタンニンが固まって唾液に溶けない状態になっているため食べても渋みを感じないだけなのです。
NEW! この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう
質問者からのお礼コメント
ものすごく詳しいお答え、ありがとうございました!びっくりするくらいわかりやすかったです!
お礼日時:2008/10/24 9:54