
いわゆる「原始人」というのは マンモスと火山がセットで描かれることがあります...
ベストアンサーに選ばれた回答
れんじゃいさん
2019/1/2512:34:38
あれなんなんだろうねw
恐竜の復元画も後ろに噴火する火山が昔は多かった。今は児童書でもあんまりないけど。
理由かなと考えるのは二つあって、一つはヨーロッパには火山が少なく、原始時代というワイルドさを出すためにそのアイコンである火山を付け加えた。もう一つは、地質学では火山灰層(凝灰岩層)を鍵層として使ったので、古生物の論文にも地層概要として火山活動に触れることが多く、それがあるから火山活動があったと考えた。
さて、本題の回答をすれば、少なくともマンモスの時代、第四紀の更新世が特別に火山活動が激しかった時代とは言えません。火山活動が継続してあったと考えられる日本列島でも、火山が大噴火する間隔は数百年から数万年で、いつも噴煙を上げている桜島や浅間のような火山は多くありませんし、その傾向は洪積世でも同じだったと考えらえます。
ただ、箱根の噴火活動をテフラから見ると、氷期であった時代の少し前に相対的に大きな噴火が多かったという報告もあり、間氷期半ばの今と比べると多少多かったかもしれません。
プレートの移動で大陸が集合離散するようになってから火山活動が激しかったのは、超大陸の分裂の始まる時期になります。スーパーホットプルームが大陸を引き裂く際に何万年も溶岩を流し続ける活動があったことが知られています。
現在はプレートの集合で次の超大陸が形作られ始めた時代なので、その頃に比べると大人しい活動時期だと思います。
それでも、日本海の拡大、フィリピン海プレートの海嶺の沈み込みなど、局地的なイベントで火山活動が活発な時期はありました。
今後は、超大陸ユーラメリカの形成に向かって今のような状況が続き、超大陸形成後に再び激しい活動時期が来るでしょう。
地球はまだまだ熱い星ですから、プレート活動はそのまま継続するでしょう。ヒト科が生まれてたかだか数百万年、そのくらいで地球活動はおとなしくなりません。
このカテゴリの回答受付中の質問
このカテゴリの投票受付中の質問
カテゴリQ&Aランキング
- 戻る
- 次へ
総合Q&Aランキング
Yahoo!知恵袋カテゴリ
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。

