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行政法上の不作為に関して

med********さん

2008/11/711:09:52

行政法上の不作為に関して

行政不服申立においては
不作為に関して不服を申し立てることができるとあります。

行政事件訴訟法では違法性のみが審理されるとあります。

私からしてみれば、不作為とは、もうそもそも違法なのではないかと
思うのですがどうなんでしょうか?
行政事件訴訟法に、
「不作為の違法確認」が入っているのがピンときません。。

逆に、行政不服審査法では
「単なる不作為は入らない」
とあります。

単なる不作為、
不作為、
違法性のある不作為、

この違いをどなたか教えてください。

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mor********さん

2008/11/1521:15:47

不作為とは,行為をしていないという意味なので,言葉の意味だけでは,なんでもかんでも不作為にあたるということになってしまいます。
そのため,単なる不作為は,違法ではありません。

単なる不作為とそれ以外の不作為との違いは,行為者に「作為義務」があるか否かにあります。
例えば,景気が悪いのは,政府が経済対策を怠っているからだ,つまり政府が経済対策の不作為をしていると言っても,単に政治責任があるだけで,法律上は適法です。
これは,行うべき経済対策が法律上明確に決まっておらず(というか決められず),法律上の作為義務があるとはいえないからです。

逆に,国民が法律に基づく許可申請をしたのに,行政庁が許可処分も不許可処分も出さない(不作為をした)場合,これは違法になります。
なぜなら,行政庁には,国民の許可申請に対して,相当期間内に許可か不許可の判断をする義務(作為義務)があるからです(行政手続法7条)。

だから,行政事件訴訟法も,
『この法律において「不作為の違法確認の訴え」とは、行政庁が法令に基づく申請に対し、相当の期間内に何らかの処分又は裁決をすべきであるにかかわらず、これをしないことについての違法の確認を求める訴訟をいう。』(行政事件訴訟法3条5項)と定義しています。

ちなみに,行政不服審査法の不作為と行政事件訴訟法の不作為は,違うように説明されることがあるかと思いますが,それは,行政不服審査法が「違法な」行政処分や不作為だけでなく,「不当な」行政処分や不作為も対象にしているからです。

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