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臓器移植のとき拒絶反応を抑制するためにNK細胞にはどのようにして対応するのです...

jnx********さん

2019/5/3100:00:03

臓器移植のとき拒絶反応を抑制するためにNK細胞にはどのようにして対応するのですか?よろしくお願いしますm(__)m

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mic********さん

2019/5/3114:00:06

細胞性免疫におけるエフェクター細胞として、細胞傷害性T細胞(キラーT)とナチュラルキラー細胞(NK)があります。
キラーTはMHCを持つ細胞を認識、攻撃するのに対し、NKはMHCを持たないものや、発現の低下しているものをターゲットにするので、相互に補完する関係にあります。
移植後の急性拒絶反応や造血幹細胞移植における急性GVHDは、MHCを目印に攻撃するキラーTが主役なので、その対策としてはT細胞活性化を抑える手法、即ちインターロイキン2(IL-2)を抑えるカルシニューリン阻害剤(シクロスポリン、タクロリムス)が広く用いられ、IL-2受容体に対する抗体や、T細胞を除去する抗胸腺グロブリン等ももちいられます。
キラーTに比べるとNKは拒絶反応ではわき役であり、これへの対策はあまり進んでいませんでしたが、NKも拒絶に関係していることは間違いないので、少しづつ対応策がとられています。
T細胞にはT細胞受容体があって、MHCを介した自己、非自己の認識を行っていますが、NKにも似たような構造の受容体が存在しています。
NKにはKiller Ig-like receptor(KIR)という、免疫グロブリンに似た構造の受容体があり、しかもこれらは活性型KIRと抑制型KIRに分けられます。
NK表面の活性型KIRに、他の細胞表面にあるリガンドが結合すると、NKが反応、活性化してその細胞を攻撃するとともに、サイトカインを分泌してキラーTの反応性も高めます。逆に抑制型KIRにリガンドが結合すれば、NKの活性化が抑えられます。
この抑制型KIRのリガンドとして重要なのが、HLAのC抗原です。NKのもつHLA-Cと同じC抗原を持つ細胞がNKと接触、抑制型KIRとHLA-Cが結合すると、NKの活性化は抑えられます。
ですからまずHLA-Cを一致させることが、NKによる拒絶反応の防止に有用ですが、
HLA-Cの他にも抑制型KIRに対するリガンドはあるので、これらも適合させることが、NKによる拒絶(又はGVHD)の予防につながり、移植成績を向上させるようです。
また逆に活性型KIRにたいする抗体をもちいて、活性型KIRがリガンドと結合、活性化するのを抑えることが試みられているようですし、腎移植などでは、ドナーリガンドに反応するような活性化KIRを持たない患者に移植することが、移植成績に影響すると言われています。

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