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映画「君の名は」 を先ほど拝見しました。 何やらタイムパラドックス系のスト...

cb_********さん

2019/7/100:00:46

映画「君の名は」

を先ほど拝見しました。
何やらタイムパラドックス系のストーリーだという事は認識してましたので、ストーリーその物は何となく理解出来ました。
が、2点理解出来ない所

があります。

①三つ葉(中身はタキ)が、1回目の住人避難を役場町長である父親に説得しに行った時に、父親から「誰だ、お前は!」と、言われます。
(※三つ葉が父親に向かって、ネクタイつかんでバカにすんな!と言った後)
いつもと違う自分の娘に何となく気づいたとしても(実際、中身はタキですが)、早々に「誰だ、お前は!」なんて言うのも、なんかおかしくないですか?

②結果、住人達は「偶然的に避難訓練をしていた為」に皆、助かりました。
三つ葉は、あの頑固そうな父親をどのように説得したのですか?
三つ葉(中身も本人)が2回目に町長室に乗り込んで来たとき、なにがなんでも父親を説得してやる!という気持ちは表情から感じられました。

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hir********さん

2019/7/107:30:24

●「君の名は。~Another Side:Earthbound」(角川スニーカー文庫)

という外伝のアナザー小説があります。

新海誠監督の原作を別の作家の加納 新太という方がサイドストーリーとして書いています。

加納 新太という方は、同じく新海誠監督の原作のサイドストーリー物語の

・『秒速5センチメートル one more side』
・『ほしのこえ あいのことば/ほしをこえる』
・『雲のむこう、約束の場所』

を書かれているライトノベル作家の方です。
映画のエンディングのスタッフロールでは「脚本協力」となっています。
脚本制作過程で脚本会議にはすべて出席し、さまざまな意見を助言をしたりし、全6稿までおよんだ脚本の中には、加納さんが執筆したバージョンも存在しているそうです。

アナザー小説では

三葉としての瀧、勅使河原、四葉、そして三葉の父の俊樹という4人の視点で描かれた4つの短編の物語が書かれています。

映画版を見た後ですとより感動できるかもかも知れません。


それを参考にすると

①について

俊樹は三葉(中身は瀧)にネクタイを締めあげられた時、
目の前の三葉の怒りに燃える目を見ました。
その目を見た瞬間、思わず「え」と小さな声を上げました。
脳と心臓にまず衝撃が来て、何が衝撃だったかという理解は後から来ました。

その目を見る瞬間までは、目の前の三葉は自分の娘であることを微塵も疑っていませんでした。

そして三葉は踵を返して町長室を出て行きましたが、
俊樹はその姿を見て、

『ターンの仕方、歩き方が、すでにして全く三葉のそれでは無い。』

と三葉が本人では無いと感じ取っていました。

この外伝アナザー小説では、
三葉に入れ替わった瀧がこの時になぜ父親で町長の俊樹の説得に失敗したかを推察できる物語が語られています。

簡単に書くと、
俊樹は最愛の妻である二葉の病死の経緯により、宮水神社・宮水家に激しい憎悪を抱くようになっていました。
そして宮水神社・宮水家に伝わる災害や「起きたまま見る夢」という不思議な現象の伝承をすべて「宮水の妄言」と思い込むようになっていました。

更に、俊樹が1人で宮水家を去ったことに関して、俊樹と三葉の間に誤解が生じていました。そしてそれは年月が経つにつれて、2人の間のすれ違いを更に悪化させ、俊樹の心を頑なにさせてていました。

「実の娘が説得すれば必ず話(全住民避難)を聞いてくれるはず」

と考えていた瀧は、事情を知らないとは言え甘過ぎたのです。

ですので、瀧の俊樹に対する説得は失敗してしまったのでした。
決して、瀧が本物の三葉でなかったから説得に失敗したのでは無いのですよ。


ただし、この説得は失敗に終わりましたが、
実は俊樹が糸守町の全住民避難を決断する最初のきっかけとなっていたのです。

それは、俊樹が「宮水の妄言」と思い込むようになっていた、
「起きたまま見る夢」という不思議な現象が実際に目の前で起こったからなのです。俊樹はこの事に大変なショックを受けていたのでした。

そしてそれは、
やがて町民の1/3が死亡する彗星災害の惨劇を死亡者0名(負傷者104名)という歴史へと変えるという全住民避難を決断させることになるのです。


②について

以下は【外伝小説ネタバレ注意】となります。





俊樹は、結婚前は大学勤務の民俗学の学者でした。
その取材の関係で宮水神社を訪れ、二葉と知り合い、やがて恋に落ち、
結婚を決意しました。

しかし一葉おばぁちゃんは猛反対しました。
しかし二葉はどうしても説得に応じない為に最後は渋々承諾しました。

けれども一葉おばぁちゃんはその条件として、
①宮水家の婿養子に入る事
②宮水神社の神主となる事
という条件を出し、俊樹はそれを「異論はない」と受け入れました。
(一応二葉は「そこまでは...」と反対をしましたが…。)


ちなみに、
俊樹は溝口家の長男で、実家の方には実家が勝手に決めた許婚がいました。
そしてその許婚は職場上の恩師の孫娘さんでした。
実家、恩師からも二葉との結婚には猛反対されました。
しかし俊樹はついに説得に応じませんでした。

ですので、俊樹は二葉の結婚に当たって、実家からは絶縁され、恩師の顔に泥を塗る形となったので大学の職場も退職せざるを得ませんでした。
自分の親族も、職業も、学者としての未来も全て失ってしまった訳です。

二葉はこれらの事を俊樹に詫びていましたが、

俊樹は

「君が手に入るなら、何もいらない」

と全く後悔していませんでした。

その二葉ですが、
彼女は糸守町の一部の町民から神格視される程、霊感が強い人物でした。

俊樹との初対面時も、
「ああ、私はこの人と結婚するんだな。」

となぜか思ったと語っていました。

そして俊樹と結ばれた二葉は幸せに暮らしていましたが、
やがて二葉は糸守町内の病院で亡くなりました。
免疫系の病気だったそうです。
この病状は本来は糸守町内の病院で手に負えるものではありませんでした。

宮水家・宮水神社・二葉は糸守町の人々と深く結びついていました。
そしてその為か二葉は病状が悪化しても外の世界の大病院に行くことを拒み、糸守町内の病院に留まり続けました。
もちろん二葉本人の意思であるわけなのですが...。

二葉は生前の日常の中で三葉の父の俊樹に

「この世のすべてはあるべきところに収まるんやよ。」

と言っていました。
糸守町内の入院した病院でも同じような事を弱々しく言っていました。

俊樹は、その『二葉が若くして病死するのが定められた運命』という事を納得しなかったし、むしろ宮水家・宮水神社・糸守町という地域帯が二葉を縛り付けているという怒りさえ覚えていました。

ですので、最愛の二葉を守るため、日本中の専門病院を探し、ついに千葉県内の専門病院を探し当て、密かに強制転院手続きを進め、専門病院は受け入れ体制が整うまでになっていました。

しかし時すでに遅く、二葉は若くして、ついに糸守町内の病院にて病死してしまいました。
俊樹に最後の言葉を伝言で残して...。

「これがお別れではないから」 と


そして二葉の死後、一葉おばぁちゃんや糸守町の人々が一定期間後には二葉の死を
「神様のもとへ帰った」

などとあっさり受け入れ、涙も見せなくなった事についに激しい怒りを爆発させました。

最愛の妻である二葉の死への悲しみは、二葉をこの地へ縛り付けていたと感じた宮水神社・宮水家・糸守町という地域帯への増悪へと俊樹を駆り立てました。
そして、宮水神社と宮水家に伝わる災害の伝承や「起きたまま見る夢」という不思議な出来事は全て「妄言」と思い込むようになって行きました。
そして一葉とも衝突が多くなり、ついに俊樹は宮水神社から出て行きました。

そして彼は二葉を縛り付けた宮水神社と糸守町の社会構造を作り変えてやろうと町長になる事を目指して2年後に当選しました。

このように三葉の父の俊樹は、現在は宮水家・宮水神社を増悪しており、娘の三葉に関しては成長にするにつれて最愛の人の二葉に似て来ている事が、かえって直視できずにすれ違ってお互い気まずく(さらに悪化の状態)なっていました。

ですので、三葉としての瀧が町長室へ訪ねて来た最初の時、町長である俊樹を全く説得できる状況ではありませんでした。
ただ、三葉が明らかに三葉自身では無い事を直感的にも感じており、彼が否定していた不可思議な現象が目の前で実際に起こった事には大変ショックを受けてはいました。


そして彗星落下の間近の停電時、学校からの放送をやめさせた直後、
俊樹はふと考えました。

「偽の『避難指示』など出して何をするつもりだったのか?」

「......人を集めて、避難させる...。」

そしてそのタイミングで町役場に一葉ばぁちゃんと四葉がやって来ました。
特に俊樹と犬猿の仲である一葉おばぁちゃんが町役場に面会に来るのは異常事態でした。

そして一葉ばぁちゃんと四葉の2人は、朝から三葉の行動が異常なほどおかしいと告げます。
彗星の落下の予言、一葉ばぁちゃんと四葉への町外への避難指示などなど…。

そして俊樹は窓を開け、夜空に走る彗星がすでに2つに割れているのを見た時、遠い日の事を思い出しました。

宮水俊樹が、昔まだ溝口俊樹という民俗学学者だった頃、
宮水神社での取材で二葉と初めて会って宮水神社の伝承などを話した合った時の事を思い出しました。

彗星を竜として
そしてその竜は織物で絡めとられ克服される。
織物は組紐。
組紐は人と人とをつなぐ物と言う話。

そしてそこへ本物の三葉が泥だらけでノックもせずに
「お父さん!」

と駆け込んで来ました。
俊樹は三葉を見てはっきりとイメージ出来ました。
星が流れるイメージ、組紐がほどけてその星を絡めとるイメージが...。

そして二葉の言葉が思い出されました。

「この世のすべてはあるべきところに収まるんやよ。」

三葉の父の俊樹があれほど宮水神社に反発して町長に就任した事さえも
『あるべきところ』であったのかと気づきます。

なぜならば、彼は今、糸守町の全住民に避難指示をできる立場にあるからです。
そして彼が宮水神社を去って以来6年間閉ざされていた心がついに開かれました。

彼は三葉が言葉をを発する前に全てを理解しました。

そして三葉を見つめた彼は、彼女のその顔に懐かしい面影が残っている事に気づきます。
そしてその最愛の妻の二葉が言い残した事も再び思い出しました。

「これがお別れではないから」



以上、これが②の回答となります。


>三つ葉(中身も本人)が2回目に町長室に乗り込んで来たとき、なにがなんでも父親を説得してやる!という気持ちは表情から感じられました。

それが新海監督の想いですよ。

新海監督はあの時の三葉の表情にすべてを詰め込んだのです。
俊樹が三葉の説得に応じた訳を。

●「君の名は。~Another Side:Earthbound」(角川スニーカー文庫)...

  • 質問者

    cb_********さん

    2019/7/118:39:16

    詳しく、説明を頂き、ありがとうございます!
    「アナザー外伝」なるものががあったんですね。

    時間見つけて、読んでみます。

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質問した人からのコメント

2019/7/5 22:04:21

回答主様からの回答を理解しながら、もう一度見てみます。

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hoj********さん

2019/7/200:19:38

小説でそのへん書かれてるようですよ
あなたの身内がまるで別人になったら雰囲気でわかるでしょ
憑依とか理屈じゃなく直感で自分の娘と違うと感じ思わず出た言葉

my_********さん

2019/7/112:53:00

①娘がキツネに憑かれていたら、誰だってそのキツネを怒るでしょう。
②目力です。そもそも最初に説得できなかったのは三葉本人の言葉では無かったからで、本人も同意なら話は違ってきます。

ihy********さん

2019/7/112:09:17

三葉の一族が入れ替わりの能力があると思われることをおばあやんが言ってましたね、これで入れ替わった相手と結婚していると仮定すると町長も記憶が無くとも入れ替わりを体験していることになります。
少しでも町長に記憶が残っていたなら①も②も納得できますね、特に①の後②で娘が入れ替わりの話をしたら町長も納得したでしょう。

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nekozabutongさん

2019/7/101:06:32

①は父も入れ替わりのことを知っていたからです。ブルーレイの完全版ではキチンと説明があります。TV放送では切られてたのか。大事なとこなのに、どうせぶつ切りだからほとんど見なかったですが。

②これも結果的に①からです。娘の異常行動が入れ替わりに関連しているからです。

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pat********さん

2019/7/100:35:29

「君の名は」は現実的考えの大人が真面目に観るものではない。学生くらいだよ、面白く観れるのは。

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