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松下奈緒グッズ愛好会の皆さんにうかがいます 引っ越しの準備は済みましたか ...

おんころ先生さん

2020/2/1315:55:18

松下奈緒グッズ愛好会の皆さんにうかがいます

引っ越しの準備は済みましたか

次から選びなさい

1済んだ
2これから今出川だ
3さようなら名門N国立大学法科大学院

4名古屋から京都へ
5八重の桜の大学へ

正顕手溝(まさあき・てみぞ)の引越し

1

正顕手溝の京都への引越しは2月17日に行われた。
今日荷物を送って2月19日に新幹線で母親とダーッと京都に行き荷物を受け取るのである。
「おんぼろ引越し社」というふざけた名前のトラックが正顕手溝の名古屋の家の前に止まった。
中からヘラクレスのような屈強な男たちが三人現れた。
正顕手溝は二階の窓からそれを見ていた。
屈強な男たちはインターフォンのブザーを鳴らした。
「正顕手溝様のお引っ越しの準備に参った「おんぼろ引越し社」です」
正顕手溝の母親が言った。
「今日はよろしくお願いします」
屈強な男たちの一人が言った。
「お任せください」
やがて屈強な男たちが二階にいる正顕手溝の部屋にやって来た。
襖をガラリと開けると屈強な男の一人が言った。
「正顕手溝様ですね。お荷物はどこにありますか」
正顕手溝はあごをしゃくって荷物を指すと言った。
「この段ボール二つだ」
屈強な男の一人が尋ねた。
「内容は何ですか」
正顕手溝は言った。
片方の箱には「民事訴訟法の本と破産法の本とコンサイス六法が入っている」
屈強な男の一人が尋ねた。
「もう片方は何ですか」
正顕手溝は言った。
「松下奈緒グッズと万年筆だ」
屈強な男の一人が言った。
「値段はいくらですか」
正顕手溝は言った。
「それが君に何の関係があるというのだ」
屈強な男の一人が言った。
「保険が効くのは30万円までなので、確認のために尋ねたのです」
正顕手溝は言った。
「僕にとっては世界中の宝物を集めたよりも大切な品だ。値段は計り知れない」
屈強な男の一人が言った。
「一般人にとっての値段はいくらですか」
正顕手溝は言った。
「五万円くらいかな」
屈強な男の一人が言った。
「かしこまりました。では、この保険の書類にサインをお願いします」
正顕手溝はさらさらとペリカンのM800という万年筆でサインした。
「正顕手溝」
屈強な男たちは二つの段ボール箱を部屋から運び出すとトラックに乗せた。
他にも母の私物と台所で使う調理器具、それに布団、着物などが積み込まれた。
正顕手溝と母親は門の外に出て、トラックを見送った。
不意に雨がパラパラと落ちてきた。
正顕手溝は母親に言った。
「これですべてが終わったね」
母親は正顕手溝に言った。
「終わりじゃないわ。これからが始まりよ」
https://m.youtube.com/watch?v=3_wocvFsaQk
雨は一層激しくなり、二人は駆け足で家の中に入った。

2

2月19日に正顕手溝はダーッと新幹線で母親と京都の今出川にある新しい借家に引っ越した。
白い海鼠壁が美しい土蔵作りの町屋であった。
正顕手溝は母親に言った。
「まず、お母さんから入ってください」
母親は言った。
「ありがとう、正顕手溝」
母親はお礼を言うと中に入った。
枝折戸(しおりど)を開けて中に入ると、地面には自生した苔がまるでビロードの絨毯のようにむしていた。
母親は言った。
「美しい苔ね」
正顕手溝は言った。
「そうですね、お母さん」
正顕手溝は母親の先に立つと玄関の扉を開けて、母親に中に入るように促した。
「ありがとう、正顕手溝」
母親は中に入ると言った。
「空き家の臭いがするわ」
正顕手溝も後に続くと言った。
「僕には何も感じませんね、お母さん」
母親は言った。
「あなたは鼻の働きが鈍いわね」
正顕手溝は言った。
「僕は法律には詳しいけれど、空き家の臭いを知る能力はありませんね」
母親は言った。
「優れた弁護士になるためにはどちらも必要よ。法律の知識と優れた鼻」
正顕手溝は言った。
「わかりました。これからは気をつけます」
二人は台所に行くとお湯を沸かし、ダイニングのテーブルで途中コンビニで買ってきたペヤングを食べた。
母親は言った。
「私は初めて食べたけど近頃は便利なものができたのね」
正顕手溝は言った。
「毎日、食べると体を壊します」
母親は言った。
「毎日、食べる人がいるとは思えないけど」正顕手溝は言った。
「そろそろ荷物が届く時間ですね」
母親が言った。
「ヘラクレスのような屈強な男たちだったわね」
正顕手溝は言った。
「僕の大切な松下奈緒グッズを侮辱しました」
母親は言った。
「それはあなたの思い過ごしよ」
正顕手溝は言った。
「どれだけの値打ちがあるのかと問われました」
母親は言った。
「それは保険の加入の際のあらかじめ定められた問答の一環に過ぎないわ」
正顕手溝は言った。
「ええ、わかっています」
正顕手溝は口をつぐんだ。
そして、ペヤングのスープを飲んだ。
その時、車の音が家の外でして、家のチャイムが鳴った。
正顕手溝が出ると「おんぼろ引越し社」の社員が立っていた。
「荷物のお届けに上がりました」
正顕手溝は言った。
「待っていたよ」
屈強な男たちは次々と玄関の上がり框(かまち)に段ボール箱をおろした。
そして、最後に松下奈

補足緒グッズの入った箱を正顕手溝に手渡した。
「世界中の宝物を集めたよりも大切な松下奈緒グッズの入った箱を確かにお届けしました」
正顕手溝は言った。
「ありがとう」

おしまい

正顕手溝,おんぼろ引越し社,松下奈緒グッズ,母親,ヘラクレス,引っ越しや,本棚

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1

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dan********さん

2020/2/1414:04:31

1済んだ

僕個人の荷物は大体整理できました。
後は引っ越しやさんに本棚と机など重い物を運び出してもらえばOKな状態になっていますね。

質問した人からのコメント

2020/2/14 15:36:19

昨日のアライブを見ました

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