金融緩和の手段として日銀が国債や社債を市場から買うからです。
債券を中央銀行が買うことで債券が世の中から消え希少性がたかまります。
今のマスクとかと一緒ですね。
売ってないので普段なら1枚100円程度のマスクが1,000円とかでも欲しいという人が出てきます。
債券の値段は金利や指標で表現されます。
額面100円、償還期間が1年金利10%の国債が100円で売ってた場合その値段を金利で表現使用とすると
100 = 110/(1+r)になります。
右辺の分子はトータルで受け取る金額で、分母は元本を表す1と利率であるrに
なります。
暗算で出ますがこの場合 r=0.1 つまり10%になります。
100円の債券が100円で売られるのはある種当たり前と思うかもしれませんが
今のような金利が0.00X%とか言う世の中で、1年後存続してそうな会社で金利10%で債券を売り出すと買いが殺到します。
そうなると債券の金額が限りなく110円に近づくのですが、109円にしましょうか。
100円の債券がなんと109円で買われるのです。
109 =110/(1+r) r=0.00917・・・ だいたい0.9%になります。
期間が1年なので暗算や電卓でもできますが、これが10年とかになると面倒になります。
100円の債券をそれより大きい価格で買うことで額面金利が高くても市場金利に近づきます。
指数では額面100円で金利が6%の10年債が仮にあったとしたらいくらで買いますかというのが一般的です。今のお値段はなんと150円前後になります。
X = 6/(1+0.06) + 6/(1+0.06)の二乗 ・・・・ 106/(1+0.06)の十乗
面倒なんで途中ではしょってますがこんな感じでXを求めると150円くらいになります。