ID非公開
ID非公開さん
2020/5/22 0:53
3回答
万年筆の想い出を聞かせてください。
万年筆の想い出を聞かせてください。 テーマは自由です。 当方、在宅勤務になり通勤時間がなくなり、その分を趣味の時間にしてます。万年筆の数は多くありませんが、いくつか持っています。 最初に買ったのは確か国産で一万ほどのもの。それが二十歳ぐらいでしたか。成人の記念に自分で買いました。家族などからは違うものを。 社会人10年目のボーナスでMONTBLANC149を購入し、それをよく出張先でも使いました。中間管理職には分不相応かもしれませんが、営業の時の話題にもなりました。 出張先のご褒美で夜は趣の良いbarに飲むときも、相棒の149を持って、手紙を書いたりマスターと話していて有意義な話はメモをとりました。そのときも、万年筆を出すと、マスターや地元の常連、さらには若い女子からも万年筆の話題になり、人の注目を引くような、いわばビジネスにも社交にもツールとして活躍してくれたように思います。 今の若い一部の人にも万年筆を使っている人がいると知りうれしく思います。尚更それで若い社員には漢字の勉強をして、万年筆を使ってほしいものですが、ゆきすぎはパワハラになるので、控えています。 まだまだ相棒と今後も出掛けていきたいと思います。
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ベストアンサー
新高1です。 中学の頃からずっと万年筆で授業を受けてきました。万年筆を最初に手にしたのは、祖父からもらったときで、 初めて手にした万年筆が モンブランのマイスターシュテュック 149でした。学校には持って行きたくなかったので、自分の貯金で プラチナ#3776センチュリーを買いました。なんで選んだかと聞かれれば、 スリップシール機構と、ヨルシカさんですw。スリップシール機構は、インクが乾いたり、固まるのを防ぐことができ、学校で使う僕には最適だと思いました。また、ヨルシカというのは、 僕はヨルシカの藍二乗という曲が好きで、MV中に登場したであろう#3776センチュリーシャルトルブルーと色彩雫 月夜を買いました。それから、ノートはもちろん、課題やメモまで全部万年筆で書いていました。僕の受験勉強を支えてくれたのも万年筆です。とにかく、シャーペンやボールペンみたいに疲れないから、集中力が続く。そして、ペン先が紙の上を滑るあの感触が勉強のストレスを癒してくれました。これまでで、勉強が楽しいと感じられた唯一の出来事です。 すると、ある日、僕の友達が万年筆が壊れてしまったから、直して使えるなら、くれると言ったので、貰って、無知な状態で万年筆の修理に取り掛かりました。 とりあえず、インクを入れてみると、ニブの至る所からポタポタとインクが漏れていたので、一旦、全分解、洗浄をして、それぞれの部品を見ていると、ニブが曲がっていたことがわかりました。google先生と自分の知恵でなんとか元の形に戻した頃、万年筆の修理をしているペンドクターという人がいるのを知って、持っていったら、すごく綺麗に戻せていたようで、褒めていただきました。そして、ペン先を研いでもらって、それからはたまに使っているのですが、びっくりしました。同じ期間使わずに保存してあったプラチナの万年筆と、パーカーの万年筆を同じ日に再度使うと、パーカーはなかなか出ない。でも、プラチナは最初からサラサラと出てくる。スリップシール機構のありがたさを知った瞬間でした。(その時のパーカーの万年筆は、ネットにも情報が出てこないようなもので、問わんなものなのか、価値があるのかもわかりません。) ここから、僕の万年筆愛はスタートして、毎月のお小遣いを全部万年筆に注ぎ込むようになりました。 #3776の次は、キャップレス。 その次はカスタム74と… 4、5本買ったところで、頑張ってお金を貯めて、スーベレーンM800を買おうと思いました。それで、夏休みなど長期休みの昼食代を貯めて、やっと50,000円がたまりました。 でも、AirPodsProや廃番シャーペンなど、多くの誘惑に勝って、現段階ではまだ50,000円を保っています。 僕が、万年筆を好きになったのも、万年筆にお小遣いを全て注いだのも、 第一志望に合格できたのも万年筆のおかげなんです。 そして、僕に「これを使ってみろ」と言ってくれた祖父のおかげです。 僕の生活は、万年筆というものでガラリと変わりました。 もともと、パソコンや機械が大好きだったので、メモも、書類もパソコンで書けばいいと考えていたんです。 でも、万年筆は、手書きの素晴らしさ、楽しさを教えてくれました。 ApplePencilでさえ勝てない、本当の手書きの素晴らしさを、楽しさを。 そこから、万年筆×ITの生活が始まったんです。受かった高校は、第一志望の高専で、情報工学のコースを取ろうと思っています。そうなると、PCの知識は必須になってきますし、ますます手書きでやり取りすることは減ってきます。実際、PCの方が便利なことはたくさんあります。コピペとか、色とか、フォント、大きさとか。でも、未だにビジネスマンがペンを持ち歩く理由はなぜでしょう。契約書にサインをするため?手帳にスケジュールを書くため?違うんです。確かに、2流、3流のビジネスマンはそうかもしれません。でも、1流のビジネスマンがみんなやること、それは、手書きで説明するということです。さっと必要なところをわかりやすく伝えるには、手書きが一番いいんです。なぜなら、実際にある物体に文字や絵、色がついていくことこそ、自然。そして、渡すのも、切り取って渡せばいいだけです。面倒くさい共有設定だとかメール交換だとかそんな作業はいらないんです。ただ、切って渡すだけ。それが紙の良さです。 確かに、iPadは便利です。ApplePencilは便利です。でも、その画面にある紙は、実際には存在しない。 だから、書き心地も、濃淡も、強弱も“不自然”だと言える。 iPadがいくら綺麗でも、その画面はあくまでもドット。それに比べて、 本物の紙は本物の紙。 ディスプレイも映像も、現実に近づこうと進化する。つまり、現実が最もいいと考えているのではないだろうか。 ならば、現実に程遠いiPadを使うより、手軽ですでに現実である本物の紙を使うのはどうだろうか。 一度、万年筆を手に取って、1本線を書いてみると、美しいペン先、洗練されたボディ、滑らかなインクフロー、色鮮やかなインク、そして、心が晴れ渡るようなスーという音。1日のストレスがスーッと消えてなくなってしまいます。万年筆は、文字やノートだけでなく、人の心さえも綺麗にしてしまうのではないでしょうか。
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質問者
2020/5/22 7:16
回答ありがとうございます。 16歳ぐらいの方が万年筆の良さをわかってくれるのは嬉しい限りです。 スーベレン頑張って手に入れるのもよし。先に学校で必要な方を買うのもよしですね。 機械は壊れると買った方が安かったり、また壊れるのもバッテリーの都合上ある意味しかたなく。一生ものではないですが、万年筆はメンテナンスしてやると、それこそおじいさまからあなたへ孫へ受け継がれたようにまず壊れないものの一つでもあります。それって、何かすごいなぁーと思ってしまいます。 万年筆を通したよい出会いをお祈りします。
質問者からのお礼コメント
ありがとうございました。
お礼日時:2020/5/26 9:50