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2020/9/16 6:14

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縊死に関して、法医学者であるヴァルテル・ラブル氏によると5~8秒で意識が消失しその後死に至ると説明しているようです。 これは間違いないでしょうか?

縊死に関して、法医学者であるヴァルテル・ラブル氏によると5~8秒で意識が消失しその後死に至ると説明しているようです。 これは間違いないでしょうか? 縊首をする場合、脳への血流が遮断されてから10秒弱で意識消失が起こるのは間違いないでしょうか? 縊死ついて何か医学的な論文(英文の原著でも勿論okです)があれば是非教えてください。 素人なりに小説を作っておりまして、どうしても縊死の正確な描写をしたいのです。

病気、症状 | ヒト124閲覧

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吉田謙一(元東京大学法医学教室名誉教授)によれば、「第一期;数十秒間は無症状、第二期;吸気性呼吸困難1~1.5分に続く呼気性呼吸困難2分以内で意識消失」とあり、古畑のいう急激な意識消失は勿論、ラブルのいう5~8秒よりも長くなるが、これは縊頚での窒息死に限定したものではない。さらに窒息死の原因には、①気道圧迫、換気不全、低酸素血症、②血管圧迫による脳血流低下、③迷走神経反射による心機能抑制による血圧低下があり、縊頸には定形型と非定形型がある。定形型であれば①~③全てを満たす(気道閉塞15キロ、頸動脈は3.5~5キロ、椎骨動脈は15~30キロの圧迫力)。しかし、急激な意識消失があるかどうかの点に関しては、③の迷走神経反射による急激な心機能抑制での血圧低下からの急激な意識消失が考えられる。頸動脈洞の圧受刺激による脳幹部心臓血管運動中枢を介して迷走神経反射出力による心肺機能停止による脳への急激な血圧低下状態である。これは柔道経験者なら羽交い絞めなどで気持ちよく失神した人もいるはずだ。これは気道や血管圧迫による酸欠ではなく、迷走神経反射による急激な血圧低下による急激な意識消失である。酸欠による窒息なら苦しいが血圧低下による意識消失は苦しくない。古畑のいう急激な意識消失や、ラブルのいう5~8秒で意識消失に関しては正確には誰も分からない。これは私の知見であるが、縊頚では急激な迷走神経反射亢進による心停止や急激な血圧低下、場合によっては頚髄断裂損傷などが理由で全身の筋肉が弛緩麻痺して随意では全く動かなくなると推測する。その時点では仮に意識があっても、周りからは意識消失もしくは即死にみえるかもしれない。それでも心肺機能停止もしくは脳への血流は完全遮断しているから、仮にその間に意識があったとしても残存する脳内血中酸素だけなら数秒しか持たないであろう。しかし、それを確認する術はない。かつて中世フランスで斬首された首は何秒間生きているかを検証した人がいるが、勿論今では倫理道徳上絶対に許されない。