大日本帝国憲法はなぜ11月29日に施行されたのですか?

大日本帝国憲法はなぜ11月29日に施行されたのですか?

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大日本帝国憲法公布時における上諭において、明治天皇の名で「議会の開会を以って憲法の施行日とする」と宣言しており、第1回帝国議会の開会が1890年(明治23年)11月29日(土)であったため、この日が施行日となりました。 何故第1回帝国議会の開会が11月29日(土)になったかはよくわかりませんが、単なる日程の都合ではないかと思います。 以下、説明します。 大日本帝国憲法公布時における上諭は具体的に「帝國議會ハ明治二十三年ヲ以テ之ヲ召集シ議會開會ノ時ヲ以テ此ノ憲法ヲシテ有効ナラシムルノ期トスヘシ」とあります。 具体的に1890年(明治23年)と指定しているのは、1881年(明治14年)10月12日に国会開設の詔が発出されており、その中で1890年(明治23年)に国会開設を宣言しているためです。 そして1890年7月1日には衆院選挙が行われ議員が選出されており、あとは議会の開会を待つ状況になっていました。 大日本帝国憲法と同時に公布されている議院法第1条では、40日以上前に国会召集の勅諭を発布することを義務付けています。実際に1890年10月9日に、11月25日(火)に第1回帝国議会を召集する勅諭を発布しました。勅諭の発布日は第1回帝国議会の招集日の47日前です。 当時の具体的な世論についてはわかりませんが、1881年10月12日の9年後の節目である1890年10月12日(日)の前になんとしても帝国議会召集の勅諭を発布する必要があり、10月9日(木)に発布したというところかと思います。 さて、11月25日(火)の召集日と11月29日(土)の開会日が異なるかという点です。 これは、議院法3条から5条において、召集後に衆議院議長を選出、天皇による議長任命が行われ、その他の種々の手続きを終えた後、はじめて天皇により議会開会日が定められるとしているためです。その開会日が11月29日だったということです。 実際のところは、おそらく最初から11月29日開会のスケジュールは決まっており、段取りを逆算して11月25日としたものと思います。 なぜ開会式が11月29日(土)という半端な日付だったのかはわかりませんが、議会の実質的な審議が12月1日(月)から始まっていることもあり、天皇や内閣の予定といったことも考慮した全体的なスケジュールの都合によるものかもしれません。 なお、帝国議会は12月から始まることが多いのですが、これは国の予算が4月から翌年3月までの期間で編成されるため、帝国議会の会期は憲法で3ヶ月と決められているので、会期延長も見越して12月に開催されたということです。そういったことも踏まえて、1890年10月9日に、11月25日に第1回帝国議会を召集する勅諭を発布したものと思います。

ThanksImg質問者からのお礼コメント

わざわざ詳しい説明をして頂いて、ありがとうございます! これで少し僕のうんちくが増えました(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)

お礼日時:9/20 2:57

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