自社株買いが株価へ与える影響について2点ご質問があります。

自社株買いが株価へ与える影響について2点ご質問があります。 1. とある上場企業につき、当該企業が考える理論株価と市場が考える理論株価が等しいという前提(☆)においては、自社株買い後、買い付けた自己株を①償却した場合、②処分(他投資家へ売却)した場合のいずれにおいても株価へ与える影響は理論上は無い、という考え方であっておりますでしょうか。 2. 一方で、償却も処分もせず自己株を保有し続けた場合はどのように考えたら宜しいでしょうか。自己資本が減る一方で発行済み株式総数は変わらないため、株価に下落圧力がかかるといったことでしょうか。 よくwebサイトなどで見るものの中に、理論上の話をしているにも関わらず、「償却すれば理論上は株価は変わらない」が「逆に処分すれば株価は下落する」といった(誤解を生むような)記載があったり、逆に償却も処分もせず保有し続けた場合の記載はなかったりするため、体系だって自身の理解を確認できずにおります。 もちろん、上記は☆の前提における理論上の考え方であり、現実世界においてはアナウンスメント効果等の実際的な要因により株価が上下動することは承知しております。 皆様の知識をお貸し頂けますと幸甚です。

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ベストアンサー

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①はい、理論株価というより、真の株価というのがあって、その価格で自社株買いを実施したのなら、理屈上株価は変動しません。だって、資金流出により減少した価値と株数減少による価値が等価ですから。 でもね、真の株価って? ②同じです、取得した段階で同じなんで。消却しても、前後で資本は変わりませんよ。 理屈上の話であって、実際には、自社株買いにより株価は上昇します。

時価総額で考えれば 真の株価と実際の株価が一致している企業。株価1000円、発行株数1億株、時価総額1000億円 1千万株を1000円で自社株買い。株数は9千万株、100億円の資金流出、会社価値はマイナス100億円の900億円、株価は1000円で変わらず。 で、これを1000円で売り出しても、元に戻るだけですね。 消却というのは帳簿上の操作、なにも変わりません。

ThanksImg質問者からのお礼コメント

お三方とも大変わかりやすく、お詳しい回答を頂いたため、甲乙つけがたかったのですが、一番最初にご回答頂けた方をベストアンサーとさせて頂きます。ありがとう御座いました。

お礼日時:9/20 0:59

その他の回答(2件)

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1. ①償却した場合、 本質的な価値に基づいた価格で自社株を取得し、そのまま償却したのなら理論上、株価には影響ありません。 ※ ご存じかと思いますが、自社株の取得でEPSが上昇するから株価が上がるという理屈があります。 自社株を取得すると現金の流出があるわけで、その分、企業価値が下がります。 本質的な価値に基づいた価格で自社株を取得したのなら、企業価値低下分とEPSの上昇とが相殺して株価に変動はありません。 本質的な価値より安く取得できれば株価は上がるし、高く取得してしまったら株価は下がります。 これらは自社株に限らず他社株取得でも同じことです。 ②処分(他投資家へ売却)した場合 他投資家へ売却するということは、投資資金が必要であるからそうしたのであって、実質的に増資したと考えるべきです(運転資本として必要なら別ですが、そうでないなら現金で持っていても意味はありませんから)。 その投資案件が企業価値を高めることができるものであればそれなりに株価は上がりますし、そうでないなら株価は下がります。 企業価値、株価の評価は、貸借対照表の貸方の資本構成がどうであるかより、借方の資産構成がどうであるか、何に投資したのかの方が大事ということです。 ※ 「逆に処分すれば株価は下落する」というのは上のEPS理論の逆で、株数が増え、利益が希薄化するからだと思いますが、処分による現金の流入が考慮されていません。 2. EPSを考えるとき基本的には自社株取得分は減らして計算します。 また、新株予約権が行使される場合を考慮して自社株を保有しているときは、既に行使されたものとして潜在的な株数を計算してEPSを計算します。

ご回答頂きありがとう御座います。 >>※ ご存じかと思いますが、自社株の取得でEPSが上昇するから株価が上がるという理屈があります。 上記につきましては、株価=PER×EPSにおいて、株価が不変でEPSが上昇ならばPERが下落しているはずで、これは本来企業の成長のために投資するはずであった資金が自社株買いにより流出したことで企業の今後の成長が停滞することを意味していると理解しておりました。 >>企業価値、株価の評価は、貸借対照表の貸方の資本構成がどうであるかより、借方の資産構成がどうであるか、何に投資したのかの方が大事ということです。 仰る通り、処分については貸方の資本構成が大切ですね。ありがとう御座います。

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株主資本をピザの大きさ、発行株式総数をその切り方と考えます。 償却すれば、その分は他の株に按分されるので価値(EPSなど)は上がりますが、しなかった場合はその株がもう一度市場に出回る可能性が残っています。 一般論ですが、自社株買いをするのは「自社の株が不当に安く取引されている」と経営陣が判断している場合が多く、償却しないのは株式交換による買収や合併をやり易くしたいと考えていることが多いようです。

1人がナイス!しています

ご回答頂きありがとう御座います。 非常に分かりやすい考え方で納得致しました。 仰る通り、償却をしない場合には再度株式を放出する可能性が高いことを示唆しているようですね。 以前、株価が安い際に購入した自己株を、株価が高くなるまで保有し続け、株価が上がりきったタイミングでその自己株を原資に他社から事業を譲受した企業を見たことがありましたが、まさにその一例ですね。。