小説家になろうに関しての質問です。
小説家になろうに関しての質問です。 小説を投稿しているのですが、書籍化が決定した後の流れはどうなるんですか?実際に顔合わせなんかはしたりするんでしょうか。教えていただけると助かります。
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まず、ひなプロジェクトさん(なろうの運営)を通して連絡が来ます。 出版社からの打診です。 ※投稿作品の書籍化なら、これが正しい流れ。たまに、XX面白かったので、ゲームシナリオ書きませんか、とか、直接打診が来ることもあるそうですが、こちらは少なくともひなプロジェクトさんのフィルタを通していませんので信用できるかはご自分の判断で。 さて。 このとき、あなたがエージェント契約っぽいことをやってくれる会社と契約していたら、詳細はそちらに任せられます(これも人気作だと打診がくるかも?)。 面倒な仕事を任せられるので、かなり高額になるそうですが、まあそれだけの価値はあると、私の知るやってる作家は言ってます。 以下、そうでない場合を想定して回答します。 まず書籍化の意思確認、契約の意思確認です。 まず、住んでる場所と、連絡方法とかを聞かれると思います。 住んでる場所に寄っては、中々出版社まで足を運べませんし。 可能なら出版社に出向き、担当さんや編集部のお偉いさん、企業規模(数十名規模の所もあります)によっては社長さんともお話をして契約書を交わします(内容確認して署名捺印)。 行けません。と言えば、契約書のドラフト版をメールで貰ったりして内容確認して、問題ない旨を伝えると、本物の契約書が郵送されてくるので署名捺印して返却します。 ※内容確認は、可能なら信頼の置ける社会人にお金払ってでもお願いして見て貰いましょう。まあ、ネットで評判を確認して、普通と言われてる出版社なら安心ですけど、、、印税が出版部数に掛かるのか、実売に掛かるのか、とか、自分が何を渡してお金を貰おうとしているのか、とかはきちんと理解しましょう。 このとき、表紙などの希望を聞かれることもありますが、まあ、相手にもスケジュールとかありますので、希望が通るかは運です。 本の外見に関する部分は編集さんの責任範囲ですので、希望が通らないこともあります。 あと、ここで作業のスケジュールと進め方(初稿で必要なのは本文だけか。その分量は何ページか。1ページの文字数行数は。書き下ろしは書くべきか、その他必要な原稿(後書きとか)はいつまでにどの程度の分量が必要か。直し方の方針はどのようにするのか。表記の揺らぎの修正方針とかあるのか。それぞれ、どのような方法で原稿の受け渡しをするのか。原稿はどうやって渡せば良いのか)をきっちり聞いておきましょう。 不明点があれば、メールや電話で確認しましょう。思い込みで作業をして、必要なのはそれじゃなかった、ということのないように。 とっても大事なのが情報公開の可否と範囲の確認。大抵は勝手な情報公開はNGです。挿絵とか貰って嬉しくても勝手にアップしたらダメというのが普通です(これを理解せずに色々情報流出してる新人さんもたまに見掛けますので)。 出版社によって程度は異なりますが、基本的に作家というのは個人事業主で、出版社からしたら、取引先に過ぎませんので、あまり細かく面倒を見てくれないものです。 #だから最初に条件や進め方の摺り合わせをしておくのが大事になるのです。 契約したら後は確認したスケジュールと進め方に沿って書籍化作業です。 たまに勘違いしてる編集もいますが、小説の編集は見た目に責任を持ち、中身は作家の責任です。相談すれば答えてくれますが、あちらからああしろこうしろとはあまり言いません(それで修正した部分がすごくつまらなくなっても、その責任は修正を受け入れた作者にあり、編集に責はありません。だから内容について無責任なことを言ってくる編集がいたら、おかしいと思って下さい)。 契約後の大まかな流れとしては。 初稿を出して校正してもらいます。ストーリー的にも文章的にも完成したと作者が考える原稿ですが、誤字脱字、誤用などが指摘されますのでそれを直します。稀に、この部分は後の展開と矛盾するがこのままで良いのか、みたいな確認がくることもあります。 表紙、挿絵など(これは見た目に関する部分なので、編集さんの責任範疇です)の確認と平行しつつ、数回のやりとり(メールで、PDF化されていたり、WORD文書だったりの原稿を添付したりが多いです)をして、編集さんが満足する状態になったら、最後のゲラチェック。は本にするイメージそのままで絵が入ってないバージョンを紙で貰って、それに赤ペンで書き込んだりすることもあります。 正直、ここら辺は出版社によって違うと思います(だから最初の確認はとても大事)。 本が出る日付が決まっても、編集さんから教えて貰えないことが多いです。 一回を除き、全部、出版社のツイートとかで知りました。。。他の作家もまあ似たような経験があるようです。。。 最終稿のOKが出て暫くすると本が完成して、契約書に明記されていれば献本が届きます。ここまで来たら、情報公開は解除されてると思いますが、公開しちゃいけない範囲もありますのでご注意を。 なお、このタイミングでサイン本の作成依頼がある場合も。 基本郵送で、書いたら(着払いの伝票が入ってたりすれば、それを使って)出版社に宅急便などで返送です。 なお、こうした営業協力は無給ですので、協力する場合は、それを意識しておきましょう。 これは出版社は殆ど関係ありませんが、確定申告というのがあります。 詳細は説明は省きます(それだけ本が書けるような情報量になりますので)が、これに向けて、各種領収書を集めておきましょう。 光熱費、住居費などの一部、新聞、本、ゲーム、ネット環境、通信費その他諸々が経費になります(支払った税金の一部が返却されるだけだから、別にすごく儲かるわけじゃありません)。 それと、作家は個人事業主ですが、この登録は必須ではありません(税務署で聞いた情報です)。 登録しておくと確定申告が青色にできますが、あなたが会社員で、これから失業した場合、個人事業主になっていると、失業保険を貰えなくなったりもします。 あなたが学生で誰かの扶養にある場合、個人事業主云々は関係なく、扶養している人の税額が変化しますので、あらかじめ相談しておきましょう。 あとあなたが会社員で、会社が副業を禁止していた場合、どうなるのかは経験したことがないので分かりません。。。
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質問者からのお礼コメント
回答ありがとうございました! とても詳細な説明をしていただき感謝です^ ^ 他にも回答していただいた方もとても助かりました!
お礼日時:2020/11/27 0:59