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熱貫流率6.0のガラスフィルムを張ても効果なしですね。 市場には熱貫流率4.2だとか、6.0の断熱ガラスフィルムなどと盛んに宣伝されていますが、ここには消費者が混乱するトリックが秘められています。 実はガラスフィルムの熱貫流率というのは、日本工業規格JIS A5759の規定では以下の様に定められています。 ●熱貫流率: フィルムを貼り付けた厚さの呼び3ミリの板ガラスについて,その両側の空気温度差が1 ℃のとき,面積1 m2当たり単位時間に通過する熱量。 このようにガラスフィルムの熱貫流率は3㎜のガラスの熱抵抗と両面の表面熱抵抗を含む数字の逆数なのです。巷ではガラスフィルムそのものにあたかも熱貫流率6.0の効果がある様に宣伝されていますが、それは意図的に消費者を惑わせる宣伝です。 フィルムには逆に熱伝導を促進するフィルムはたくさんありますが、断熱性能に関して言えば、空気層を含むプチプチとかは別として、僅かに断熱性能が向上するフィルムもあることはあります。 それでもその性能の向上は僅かです 例えば3㎜の板ガラスの熱貫流率は6.0ですので、貴方が貼ろうとしているフィルムを張っても熱貫流率は変化しないわけです。 窓フィルムはむしろ飛散防止や遮熱効果などを意図して張ることならまだ意味がありますが、断熱性能の向上には余り効果はないと考えるべきです。
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質問者からのお礼コメント
大変勉強になりました!
お礼日時:2020/12/2 14:35