最初はこれらを習い次に加法定理を習います。
だから最初は覚えますが加法定理に習熟すれば
必要ないという事ですね。だからなぜに最初に加法定理を教えないか不思議です。
以前講師をしてましたが
三角関数が嫌いになる人の殆どは公式が多すぎるという事です。
出来る人は公式を取捨選択します。
あとは主要三角(π/6,π/4,π/3)のsin,cosの値を覚えれば殆ど出来ます。
折角だから
それのやり方を書いておきます。
尚加法定理が三角関数で一番大事な定理なので
それの出し方を覚えましょう。忘れたら何度でもやると
終いに忘れなくなります。暗記しないでも覚えられます。
45°といえば直角二等辺三角形です。
斜辺と他の辺は
√2:1:1なので斜辺√2aとすると他の辺はa,aです。
cos45°=a/√2a₌√2/2となります。同じ様にsin45°₌√2/2
cos45°=sin45°=√2/2が分かります。
あとは大事なのは
30°,60°です。
これは正三角形より出ます。一辺aとします。
それはAからBCに垂線を下しその足をHとする。
容易に
△ABH≡△AHCはわかります。
三平方の定理より
AB²=BH²+AH²
a²=(a/2)²+AH²
AH=(√3/2)a
sin,cosの定義より
sin∠ABC=AH/AB=(√3/2a)/a=√3/2
sin60°=√3/2
同じくcos∠ABC=BH/AH=(a/2)/a=1/2
cos60°=1/2
cos∠BAH=AH/AB=√3/(2a)/a=√3/2
cos30°=√3/2