天皇制はいつになったら廃止されますか？ 天皇も神道教の教祖という観点から、日本の宗教界のお話しから致しましょう。 大本教はもとより、現在、高校野球で有名な「PL教団」も戦前「ひとのみち教団」と称していた時代に「天照大御神が太陽だ」とする教義のゆえに、現人神を否定するとして教団幹部が当局から治安維持法違反で逮捕･起訴されました。 そのとき「天照大御神が太陽ならば、どこに手があるのだ」と言われ関係者が拷問を受けたことは、昭和宗教弾圧史では有名な話です。 日本のキリスト教会でも、大多数の牧師たちは本件国策捜査をおかしいと感じているはずですが、いまだに当局が怖くて、なかなか声を出す勇気はないのでしょう。 少数派に対する弾圧というのは、国家が国民の意向に反して行うのではなく、国家が国民の声 (実際はメディアによって煽られ、「作られた世論」)に応えて行うのですが、興奮しやすい世論、それに迎合する治安当局という構造は、国家体制が弱体化していることを示すものです。日本は戦前から弱い国でした。 その日本に君臨するのが天皇 ( 現行憲法には「象徴」等という誤った記載があるが、実態調査をするまでもなく、テレビ報道などで税金を使った宗教行事を強行していることから、明白な国家宗教の「教祖」) でありますが、科学技術の発達した現代社会に於いてさえ、国民の疲弊や不景気をあざ笑うかのように、この不合理且つ不経済な天皇制度と司祭行為が存続しており、国民はたいへん迷惑しております。 国権の最高峰･国会はいったい、いつになったら天皇制廃止法案を決議するのでしょうか。ここはやはり、「我こそは並みの世間の人ではない！」と自負する高学歴な専門家の御意見を賜りたいと思います。