アッシュとアルダーってビルダーでもなければなかなか純粋に比べられないんですよね。なぜならアッシュボディはメイプル指板が、アルダーボディはローズ指板が一般的ですから。もちろんイレギュラーなものもあるけれどブリッジやピックアップが違ってきたりするとなんとも言えないですよね。 ただわかりやすいところだとボディの重さが違うと音の傾向が変わるというのはある。軽いとミッドが目立つし、重いとドンシャリ気味になる。軽いアッシュ（スワンプアッシュ、またはライトウェイトアッシュ）ボディなんかは一般的に好まれるけれど、TKみたい特別に重量のあるアッシュ（ホワイトアッシュ）ボディを特注するような人もいるから、色々と試してみて自分の理想的なものを見つけるといいですね。 ただハイゲインハムバッカーを載せるんだったらヴァンザントじゃなくてもいいんじゃないの？って思います。ヴァンザント自体はクリーンやクランチにこだわっている人に向いていると思うので（オールドスクールなロックやブルースなど）ハイゲインピックアップは逆にまとまりが悪くなる気もする。ハイゲインピックアップはガチっと重いブリッジや遊びがなくて素直な楽器のほうが合う印象ですね。シェクターなんかもそういう楽器だと思います。 ホットレイルは使っていたことがあるけれどビンテージタイプのブリッジだとハウりやすいですよ。６連ブリッジのプレートが厚いやつじゃないと扱うのは難しかったです。ものすごく個性の強いPUですよ。かっこいい音が出るけれど好き嫌いは一発で別れます。