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著作権についての質問です。「翻案転載」なのか、「新しいの著作物」の線引きはど...

i_b********さん

2009/2/2518:09:26

著作権についての質問です。「翻案転載」なのか、「新しいの著作物」の線引きはどの辺で行われるのか?

「翻案転載」なのか、「新しい著作物」なのか線引きはどの辺で行われるのかよく解りませんので、詳しい方ぜひ教えてください。

<翻案権>
既存の著作物に依拠し、かつ、その表現上の本質的な特徴の同一性を維持しつつ、具体的な表現形式を変更して新たな著作物を創作する行為

と言われいます。一方、場所、時間、固有名詞など参考文献から参照し、オリジナルな文章表現を排除した場合は、「新しい著作物」として認められると聞きました。

ひとつ想定しているが、歴史書などです。

例えば、日本のどこかで合戦があったとして、場所、時間、固有名詞、兵力数、武器の種類などを参考文献から参照し、新しい歴史書の著作を行ったと仮定します。
歴史の本の多くがが場所、時間、固有名詞、兵力数、武器の種類で結構な文量がしめられていて、後は勝った、負けたという場合が多いと思います。そこで勝った、負けたという部分はオリジナリティーな言葉に置き換えて、その他の部分は参照した文献と非常に似通った場合、

・翻案転載
・新しい著作

となるのか、「本質的な特徴の同一性を維持しつつ」となるのか、その程度のことは本質的な特徴とは言えないのか、その辺がよく解りません。

もし、この辺詳しい方がいましたら、どの辺りで線引きされるのか、また、例題など教えていただければ幸いです。

よろしくお願いします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

wak********さん

2009/2/2703:27:10

場所、時間、固有名詞、兵力数、武器の種類などは創作的な表現にあたるものではありませんから、その部分を参照しても翻案とはならないと思います。
そのような事実の叙述方法が特徴あるものであれば、その特徴を残した新しい著作は翻案になる余地はありますが。

ちょっと裁判例を調べてみたところ、似通った問題状況のものを見つけましたので、参考にしてみてください。
これは法律の解説書で、法制度の説明が非常に似通っていたことが著作権侵害だとして訴えた事案なのですが、「当然の事項を普通に用いられる言葉で表現したもの」については創作的な表現でないとして、請求を認めませんでした。
この裁判例を参考にすれば、歴史上の事実を普通に用いられる言葉で表現したかどうかが分かれ目になりそうですね。


裁判所のウェブサイトより(控訴審なので少し読みにくいですが)
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiS...
(判文を一部引用)
上記共通部分は,法令の内容や判例から導かれる当然の事項を普通に用いられる言葉で表現したものにすぎず,創作的な表現であるとはいえない。
確かに,上記共通部分は,約1頁にわたるものであり,また,一般の法律書や解説書に記述されている表現と必ずしも同一ではない表現が用いられている部分も含まれているものの,その表現自体がありふれたものであることは否定できず,控訴人の個性が表現されたものということはできない。

質問した人からのコメント

2009/2/28 00:53:36

成功 質問内容に完璧にしていただいただけでなく、判決文の例題まで提示して頂きましてありがとうございます。「歴史上の事実を普通に用いられる言葉で表現したかどうかが分かれ目」というのは、法律を普通に解釈すればそうなるであろうとは思っていましたが、確証がありませんでした。非常に解り易く回答して頂きましてありがとうございます。

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