調べてみたところ、今でも、スペイン語の試験はあるらしいが、フィリピン人がスペインに移民するのは意外と簡単、「血縁」を証明する方が難しいとのことだが。八分の一以上の血が入っているとスペインに移民でき、その後は自由にEU諸国で仕事ができので多くのフィリピン人にとっては「あこがれ」... アメリカは反面、フィリピン人移民には非常に厳しく、最近は一般にはたとえ許可が下りても(結婚とか近い家族でない限り)20数年待ち..
簡単に言うとスペイン法上、フィリピンは「植民地」ではなく「領土」であったため、その時代のフィリピン人は生まれると同時にスペイン人(ある程度制約はあったらしいが)、また、1920年台、1930年台に何千人というスぺイン人がフィリピンに移民してきたため、そして現地フィリピン人と結婚したためスペイン系ィリピン人が多い理由。
半面、グアムなどと違って(米国「領」になってからのグアム人は生まれるとアメリカ人)、一時代フィリピンはアメリカの領土ではなく植民地(米語や「翻訳」では似たような感じだが、法的には大きな違い)であったのため、自動的にアメリカ人とはならなかった。
というわけで、人によっては(とくにOFWになれる資格があると)スペイン人の「血」は就活上非常に重要な意味を持っている。アロヨ大統領の時代(2001年から2010年)には「スペインの日」が設定され、さらにスペインとの親密度が高くなってきている...