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ID非公開
ID非公開さん
2021/1/10 15:34
水晶と石英の違い 水晶と石英は同じ成分。二酸化珪素の結晶です。では水晶と石英の違いは何でしょう。奈良時代には白石英と水精という呼び方がありました。どちらも水晶を意味する言葉です。透明な石英を白水晶と呼んでいました。水精とは水晶の古い書き方です。透明な塊は水精と呼んでいました。天然ガラスも石英も区別はなかったようです。奈良時代には白石英と水精は区別していたようです。白石英は加工していない天然の姿のもの。水精は装飾品として加工された物だったようです。その後、水晶と石英の区別は曖昧になります。明治以降。無色透明な石英を水晶。透明度の落ちるものを石英とよぶ習慣ができました。でもその境界はあいまいです。結晶が肉眼で見えるものを水晶という説もありますが、そうなるとビーズや丸玉のように加工したものは水晶とはいえなくなります。結局のところ水晶と石英の違いにははっきりとした定義はないんです。研究者、石ファン、業者。それぞれが自由に呼んでいます。つまり鉱物としては石英。なんとなく透明なものを水晶と呼んでいる。その程度の差なんですね。
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