キリスト教、旧約聖書について教えてください。 聖書を通読している途中です。新約聖書を先に読み、旧約聖書を列王記下まで読み終えました。
キリスト教、旧約聖書について教えてください。 聖書を通読している途中です。新約聖書を先に読み、旧約聖書を列王記下まで読み終えました。 歴代誌上に取り掛かったのですが、読み疲れてしまったのと、最初から家系図の名前の羅列で気力が尽きてしまったので、なんとなくページをめくる程度に眺めています。 この歴代誌上は、大雑把に見てそれより前の文章の歴史の内容を纏めたように見えたのですが、そのような理解でよろしいでしょうか。 歴代詩下も既に書いてあった歴史を纏めたものなのでしょうか。 (そこまで有名ではない歴代の王の名前とか、歴史を細かく覚えられはしないので、もし中身が同じなら歴代詩上・下は、とばして読みたいです。とても疲れました。)
ベストアンサー
歴代誌は上巻の1-9章は創世記と民数記を用い、 それ以外はサムエル記と列王記を利用している。 さらに旧約聖書にはない独自資料を用いていることは 利用した資料の名前が挙げられていることからわかる。 かつては歴代誌が用いた独自資料といわれるものは 歴代誌の作者が作ったまがいもの扱いと考えられたが 死海文書の研究や考古学的知見が深まった今日、 歴代誌の史料価値は見直されつつある。 歴代誌は捕囚解放後の第二神殿時代の作品なんだけれど 第二神殿時代当時の神殿の位置づけや聖職者などの 担い手や民族観などがどのように変わったかなどを 知るには絶対に読まなくちゃならない文書だよ。 例えば列王記では北イスラエル王国は一貫して悪の 烙印を押され、王国滅亡後も異民族が植民されて 宗教的混交が進んで救いようがない扱いで終わる。 しかし歴代誌はダビデの血統に立つユダ王国のみが 正統なイスラエルであるという理解に立って イスラエル王国の歴史は省略してしまうが、 一方で歴代誌上巻の1-9章の系図では 北イスラエル王国の諸部族の系図も含まれており 列王記のように北方の諸部族を排除しようと する視点はない。こうした列王記との違いは 当時エルサレムの第二神殿に対抗するべく 北方諸部族の流れに立つサマリアの神殿が 出現したことが関係していると考える研究者 も少なくない。 いずれにせよ「善きサマリア人」ばかりでなく イエスの最期を考える上でも歴代誌をいつかは 読むべきだ。イエスが最期を迎えたのは列王記 が舞台とする第一神殿ではなく、歴代誌が作ら れた時代の神殿、すなわち第二神殿だからだ。
ご回答ありがとうございます^^ 凄いです!本当に聖書がお好きというか信仰の有る方なのですね。 貴方様みたいには、とても読む気力も追求する気も持てません。 今は飛ばして、最後に読んでみようと思います。 回答者様はキリスト教の方なのでしょうか。プロテスタントやカトリックなどの何かの派閥に属されているのか気になります^^
質問者からのお礼コメント
皆さんご回答ありがとうございましたm(_ _)m 女性の日で具合が悪くなり読む気が失せていたようで、2日休んだら苦を感じずに以前のペースで再び読むことができるようになり、歴代誌上〜エステルまでを読み終わることができました。
お礼日時:1/16 8:53