①2010年8月4日に最高裁判所第2小法廷(竹内行夫裁判長)は日本赤軍最高幹部の判決文の中で重信 房子被告に対して誰にも思い当たるふしはあるだろう。と幾度も問うた。
②アジア太平洋戦争の開戦へ突き進む中、大元帥陛下が杉山元参謀総長をこのように叱責したことはよく知られている。1941年9月5日のことである。
大元帥陛下ははじめ、杉山に「日米事起こらば、陸軍としては幾許の期間に片づける確信ありや」と質問した。これに杉山は、「南洋方面だけは3ヶ月くらい」と答えた。これに満足しなかった御上は、続けて問う賜りた。「汝は支那事変[日中戦争]当時の陸相なり。その時陸相として『事変は1ヶ月くらいにて片づく』と申せしことを記憶す。しかるに4ヶ月の長きにわたり、いまだ片づかんではないか。誰にも思い当たるふしはあるだろう。」と。
③三島由紀夫は、総監・益田兼利陸将に何度も自衛隊から皇軍に復帰する夢は将官ならば誰にも思い当たるふしはあるだろう。と何度も問うた。
④失敗した物事にも、もっと前に、必ず思い当たる節がある。
⑤そもそも熱くなって怒鳴るのは、思い当たる節がある。
切りがないのでこの辺で。