家電製品は、家庭でコンセントを刺した瞬間に寿命が縮むのですか?
家電製品は、家庭でコンセントを刺した瞬間に寿命が縮むのですか? テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、食器乾燥機、洗濯機、掃除機、電気プレートなどなど、様々な家電製品がありますよね。 ですが、知人からあることを聞きました。 それは家電製品は例外なく、家庭で電源プラグをコンセントに1度でも刺した瞬間に、中古になり同時に家電製品の寿命も大きく縮んでしまう。 家電量販店で未使用で積まれている家電製品とは、寿命が大きく変わってしまうのだとも。 どうなのでしょう、これって真実なのでしょうか? 家電製品を一度でもプラグをコンセントにさして、電源を付けたかどうかで製品寿命はそこまで変わってくるのですかね。 それとも、知人の言っていることは偏見のようなものなのでしょうか? 家電や工学に詳しい方など、ぜひ皆様のご意見をお聞かせください。
冷蔵庫、キッチン家電 | 工学・98閲覧
ベストアンサー
>家電製品を一度でもプラグをコンセントにさして、電源を付けたかどうかで製品寿命は~ 工場で生産時に通電チェック、エージングはするので、購入者が電源を入れたとたんに劣化が進んで寿命が大きく縮んでしまう、ということはありません。 有機材料(プラスチック樹脂、ゴム、接着剤等)は放っておいてもアレニウスの法則(式)に準じて時間の経過とともに少しずつ劣化していきます。 劣化の原因は熱、水分などによる分解、重合、酸化など化学反応です。 この法則を利用して推定製品寿命なども計算されます。 また10℃2倍則というのがあります。 これは、温度が10℃上昇・下降すると、材料の劣化のスピードや寿命が2倍・半減するという経験則です。 基板に使われるコンデンサー、半導体などのデバイスや筐体も樹脂など有機材料でできていて経年劣化します。 なので温度が高かかったり湿度が高いほど劣化が進みます。通電して温度が上昇すれば無通電よりは劣化は進むといえるでしょう。 ただし、通電しないでも紫外線や水分、光、微生物など経年劣化が進む原因はほかにもあります。
1人がナイス!しています
質問者からのお礼コメント
有機材料は時間の経過とともに、少しずつ劣化していくものなのですね。 コンセントをプラグにつないだからと言って、即同行ということはないようです。 知人の偏見だったようですね、皆様の丁寧な回答に感謝です。
お礼日時:1/22 17:39