新種のウイルスにより起こっている問題の為、現時点では誰にも真実が分からないが故にいろいろな意見が出てくる事自体はある程度致し方ない様に思うが、この件に限らずファクトチェックすらなされないままに情報が垂れ流しにされている状況に対して非常に危機感を覚える。上久保教授のこの説の信憑性が既に崩壊している理由として、①「第二波」は来ない→「第二波」発生。②「第三波」は来ない→「第三波」発生。昨年末にはコロナウィルスは元々、スパイク数だけしか変異しない。1ヶ月に1回程度変異するので年末頃迄には最後の変異を終えて普通の風邪ウィルスになり、1月、遅くとも3月には収束。→これに反して12月下旬より感染爆発、現在に至る。→この様な状況を受けて、「今までの定説にない事が起きた場合はこの限りでない」といった免責を匂わす発言。この様な結果からして説の信憑性以前に説得力を失ってしまっているのは明らかでしょう。人類は古くから、自分達の生命を脅かすウィルスや様々な細菌類と戦いながらも、結果的にはどちらが勝つ負けるではなく共存するより他ない事を学んできた。それは歴史に照らしてみても明らかな事であり、その為には人類に本来備わっている免疫機能を活性化させ、これらの驚異から身を守りながらもバランスを取りながら共存するより他ない、という点については正にその通りだと思うし異論はない。しかし、その事を伝える事が元々の目的であるならば初めからその点を強調するべきで、説が外れ始めてから以降、その論調にシフトしている点が更に信憑性を失う結果となっているのではないかと思う。