太平洋戦争中に、世界最大の戦艦と言われた大和が米軍の飛行隊に攻撃され沈没したそうですが、
太平洋戦争中に、世界最大の戦艦と言われた大和が米軍の飛行隊に攻撃され沈没したそうですが、 いくら大きな戦艦でも空からの攻撃には弱いのでしょうか?それとも米軍の攻撃が勝っていたのでしょうか?
日本史 | シニアライフ、シルバーライフ・37閲覧・50
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第二次世界大戦当時の技術ですが、空からの攻撃にはとても弱いですね。 戦艦大和には対空のために、おおきな高角砲24門、機銃百以上は備えてありました。非常に充実した対空装備です。でも、これらが攻撃してくる敵の飛行機100に対して撃ったとしても、1、2機撃墜できれば良い方です。それくらい、水上艦は航空機に弱いものです。 ではどうするかと言うと、艦隊を組んで艦隊全体として対空するわけです。戦艦を含む艦隊というのは、だいたい巡洋艦が戦艦と同数くらいあり、駆逐艦は多数含まれているものです。それら全ての船が対空砲を撃つことで、それなりの対空攻撃ができます。1000を数える砲や機銃が航空機を狙うことでしょう。しかし、それでも戦艦2、巡洋艦2、駆逐艦10の艦隊を100の航空機が襲ったとすれば、艦隊はかなりやられると思います。何隻か沈んでもおかしくはありません。 ではどうするかというと、艦隊に空母を含めておき、空母の戦闘機で航空戦に勝つしかありません。敵の飛行機が攻めてきたら、空母の戦闘機で落とします。敵の空母や基地を空母の航空機で攻撃して飛行場や空母にダメージを与えます。 戦艦は、空母の護衛や、空母同士の戦いが終わったあとに艦隊決戦をする役、陸上基地に対する砲撃、艦隊の司令部を置くなどの役割が効果的となります。 日本は昭和19年のマリアナ沖海戦で、空母決戦に負けてしまいました。そのマリアナ沖海戦には戦艦大和も参加していますが全くダメージを受けていません。 航空機同士の戦いで負けて、アメリカ軍の航空機の数が圧倒的となり完全に制空権を握られた上で、丸裸で戦艦大和が出撃しなければならない状況になっていたので、いくら堅牢な戦艦大和でも滅多打ちにされて沈むのは仕方が無いと言えます。 それも、航空機の数が少し負けている、程度なら戦艦大和はそう簡単に沈みません。圧倒的にアメリカの航空機が飛び回り、もう空はアメリカに支配されている、というところまでいっていたから沈んだようなものです。
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質問者からのお礼コメント
世界最大級と言われたのに、呆気ない終わり方だなと思って質問をしました。 丁寧な回答をありがとうございました。
お礼日時:1/23 21:34