角の彫りってなんですか?
角の彫りってなんですか? 「台座に十六體の佛が丸浮出しに彫られ、その形が雲煙のやうに柔らかく古びてゐて、中の胴は灯袋になり笠といふ程のこともない笠から、すぐ浮彫の相輪が芋のやうに立つてゐた。素朴ないかにも利休が好きさうな石塔であつた。燈籠として見れば灯袋の調子もよく、灯袋上に角の彫りがあつて、下の佛の彫りを引締めてゐる。」の一文から出てくる灯袋上にある「角の彫り」のことですがそれは一体どういう彫りでしょうか・・・
ベストアンサー
引き続き犀星『京洛日記』ですね。 十 聚光院の利休の墓の描写ですが、感覚で言っているのでこういうものは実物を見なければわかりません。 鮮明な写真が見当たらないのですが、以下のブログの写真が一番よさそうです。 http://blog.livedoor.jp/hannariblog/archives/77526164.html これで見ると灯袋の両脇と上部には額縁のような角型の彫りがほどこされているのがわかります。千住博がこちらで「塔身には鳥居型の四方が穿たれ火(ママ)袋になっている」と言っていますので、やはりTTのような形の縁取りなのでしょう。 https://kyotofukoh.jp/report855.html そのことを犀星は「灯袋上に角の彫りがあつて」と表現したのだと思います。
質問者からのお礼コメント
やはり実物写真に頼るのが一番ですね ご丁寧にありがとうございます
お礼日時:3/1 13:55