レディガガの犬が連れ去られたというニュースで、フレンチブルドッグが高級なのは帝王切開でしか出産できないからだと言っていました。
レディガガの犬が連れ去られたというニュースで、フレンチブルドッグが高級なのは帝王切開でしか出産できないからだと言っていました。 気になって検索してみたら、https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/080200285/ この記事を見つけました。 100年に渡り人間の好むように交配を続けた結果、遺伝子的に弱く、自然妊娠や分娩もできないとありました。 犬好きの人たちが望むから改良が行われ、無理な交配を続けた結果、病弱で短命で、自然に繁殖もできない犬になってしまったことに、とても疑問を感じます。 現代の科学でこのような問題がわかっているのにもかかわらず、高値で売買されているということは、求める犬好きが沢山いるということですよね? 勿論保護犬を飼ったり、捨て犬を拾ったり、ペットショップで売れ残って成長した犬を買う人もいると思いますが。 自然に妊娠も分娩もできない病弱の動物は動物として致命的なのに、それを望む犬好きとは何なんだろうと思います。 ペットは飼ったことがありませんが、ペットショップで犬を買う人たちはどのような気持ちで選ぶのでしょうか? 犬好きの皆様はどのように思われますか?
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ベストアンサー
こうしたアングル=モノの見方もありますよ、ということで、私観をお伝えします。 野生のイヌ科動物の寿命は6~7年とされます。一方、フレブルの平均寿命は12~15年とされます。野生のイヌ科動物よりもフレブルははるかに長生きします。 頭が大きく産道を通りにくいため帝王切開することが多いですが(実態としては、ほとんどのケースで帝王切開だと思いますけれど)、人間の手によって作出されたイエイヌはそもそも自然種ではなく、「人間の側で暮らさないと生存できない生き物」です(それを勘違いして山に放犬する人がいますが、家庭犬を山に放したところで、多くの個体は1年も生きられないでしょう)。人間がお世話をしないと種の保存ができない生き物で、その延長で帝王切開が必要な犬種が作出された、ということです。 > フレンチブルドッグが高級なのは帝王切開でしか出産できないからだと言っていました。 誰が言っていたのか知りませんが、もっと単純な話で、需要と供給のバランスにより、生体価格は決まります。フレブルは人気犬種で需要が高いので、生体価格も高い、というだけであって、帝王切開するから高い、というのは、部分的にはそういうこともあるのかもしれませんが、基本的にはあらゆる価格は需給バランスで決まります。フレブルの生体価格もシンプルに受給バランスで決まっている、ということです。 しかしながら、フレブル(やチワワやパグ)のような自然分娩がしにくい犬種、ブルドッグのような帝王切開でなければ出産できない短頭種の作出についてはさまざまな議論があり、そうした犬種は近年作出されていませんし、今後も作出されないだろうと思います。さすがに「やりすぎだ」という反省が世界の作出家のなかにもある、ということです。 イエイヌは動物ですが、そもそも野生種ではない、という観点も必要だと思います。「どんな犬種を作出すべきか」という観点で議論しないと、噛みあわないでしょう。 > 病弱の動物は動物として致命的なのに、それを望む犬好きとは何なんだろう ご指摘は一部で合っていますが、野生のイヌ科よりイエイヌは長寿命かつ頭数が圧倒的に多い、というのも事実です。種の保存や生存レースにおいて、イエイヌは野生のイヌ科動物を圧倒している、というのが事実です。 病弱な犬種を作出すべきではない、というのはその通りで、仮に病弱な犬種が作出された場合、新しい犬種として認定されないでしょう。実際に、そのような運用がなされています。 まとめると、野生のイヌ科動物とイエイヌは近似(見た目が非常に似ている)していることから、多くの場合、混同されがちですが、本質的にまったく異なった生物ですので、比較して論じると、いろいろと話がかみ合わなくなります。両者を比較せずに、イエイヌの作出のあり方について考察したり、議論すべきであろうかと思います。
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質問者からのお礼コメント
皆様ご意見ありがとうございました。 色々な考え方がありますね。 皆様の意見がバラけていて、そのことがとても勉強になりました。 総合的にお答えいただき、1番腑に落ちたのでレクター博士さんをベストアンサーにさせていただきます。 皆様ありがとうございました
お礼日時:2/27 13:52