旧日本軍のハンドガンについてです 94式と14年式の関係をわかりやすく教えてほしいです。
旧日本軍のハンドガンについてです 94式と14年式の関係をわかりやすく教えてほしいです。 あと14年式の総生産数をwikiでみたら約28万丁だったのですが、全員に支給というわけではなかったのですか?
ベストアンサー
関係性ですが、どちらも陸軍の制式拳銃という事以外に特別関係性はありません。 派生型や改良型といった系列になる物ではなく、全く別に設計された物です。 強いて言えば同じ弾薬を使用するという事ぐらいです。 戦前までは証拠の拳銃(軍刀も)は将校が士官学校を卒業して任官する時点で自費で購入する物でした(一部支度金が支給されましたが、足りない部分は自腹で調達)し、どの拳銃を選ぶかは将校自身に任されていました。 ところが日中戦争が本格化して戦時体制になり、雑多で統一性のない将校用拳銃の弾薬支給に支障が出てきていました。 そこで、統一された拳銃を採用して将校にも支給しようという事で一四年式より小型で携帯性の良い九四式が開発、制式化されました。 ただ、太平洋戦争が始まるまでは、将校は依然として自前調達が普通で九四式の将校支給が本格化したのは学徒出陣や予備役召集など大量動員が本格化してからのことです。 もちろん、予備役将校で応召した場合には自前の拳銃を再度持ってきても構あないことになっていましたが、将校も最前線で拳銃を使うことが予想されていたので九四式の支給を受けた将校もいたそうです。 一四年式は砲兵や憲兵など常時小銃を携帯しない兵種の下士官中心にに支給されましたが、九四式は当初から将校用として作られたものです。 学徒出陣した元将校の方に聞くと、「九四式は握り(グリップ)が小さくて撃ちにくかった。一四年式のほうが握りやすく撃ちやすかった。」と言う話が出てきました。(もう故人です)
質問者からのお礼コメント
皆様回答ありがとうございました おおよそ理解出来た気がします
お礼日時:3/8 13:55