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たたら製鉄で作られる玉鋼は、今でも日本刀作りに欠かせないものだと聞きますが、機械による人工の製鉄技術では、

工学 | 日本史112閲覧

回答(11件)

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たたらで作られる玉鋼には『大和魂』が込め られており、それは現代科学では解明不可能 です。 しかーし、その、たたら保存に協力してきた 出雲の日立金属に身売り話が出て、同社の 刃物用ヤスキハガネはどうなるか。 ありふれた炭素工具鋼と変わらんじゃん、って なりませんかね? YSSヤスキハガネのブランドでは現代の特殊鋼 を桁が違う量を作り、それを使い日本刀なんて 一刀両断で叩っ切れるモノを作ってきました。 今の製鉄技術は自動車用ハイテン鋼のように 強靭な鋼を安芸じゃなく安く大量に作るために ハイテクの極みに達し、昔の勘頼みと比べる のは失礼にあたるかも。

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鍛冶屋です。先の方が書いているように和鉄には不純物は沢山入ってます。ただし溶けているのではなく混ざっているのです。折り返し鍛錬でこれらが絞りだされると同時に折り返し目に残って肌になります。現代製鉄では純粋な鉄はできますが脱酸といってあえてアルミやシリコンをいれて鉄の性能をあげています。これらがあると折り返し鍛錬でつかないのです。また純粋な鉄に炭素を吸収させて鋼にすることもできますが、これは逆に不純物ななさすぎてチケイとよばれる肌がでません。 また刀は美術品なので伝統的な手法でつくる必要があります。斬るための道具ではないのです。 以上から刀の登録審査上和鉄を材料としたものしか認めないとなっています

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今もあえて玉鋼で日本刀が作られるのは、クオリティの問題ではなく法規制上の要請です。 大前提として、今は「美術品として登録された日本刀なら所持してかまわない」という決まりになってます。 美術品とみなされるためには、ざっくりいうと「古来からの材料と製法で作られており、日本刀独特の特徴が現れていること」という条件があります。 玉鋼は質が一定ではない、つまり品質は悪いですが、逆にそれを刀鍛冶がうまく鍛えることで刀身の個性が生まれ、観賞対象とみなされるわけです。 どうしてこんなややこしい事になってるかというと、終戦後に武装放棄を命じたGHQと折り合いをつけるための方便だった、という経緯があります。

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初めのほうの回答に、チタンとか言ってる人がいて、笑いますね。 鋼の方が、チタンより硬いですので、鋼の方が切れ味は上です。チタンの方が摩耗しないので、切れ味は落ちにくいですが、それは逆に、非常に研ぎにくいということでもあります。 (市販されている、高炭素鋼のナイフと、チタンのナイフで、試してみたらいいです) それはともかく。 武器としての鋼材であれば、現代の科学技術で、良いものはできますね。要するに、強度を損ねるような不純物をなくし、適切な炭素量が含まれる鉄(=鋼)を作れば、刃物の鋼材としては良いものができるわけです。 ただしそれだと、鋼材としては、削り出して形を整えるなり、叩いて延ばして成形するなりすれば、現代のハイテクなら優れた武器を作ることはできるでしょうけれど。 伝統的な刀のような折返し鍛錬をする必要がなく、刃紋や、刀身の模様や、地金の美しさが出ないわけですね。 逆に、伝統的な折返し鍛錬に使うような原材料を作り出すには、不均質でないといけませんので、わざわざ不均質に作り出すのも難しいですね。 伝統的な製法で作った、均質でない玉鋼を、人間の手で炭素量をコントロールして、層をなすように折返し鍛錬をすることで。不均質であるがゆえの強靭さや(綺麗な紙より、不均質な和紙のほうが丈夫ですよね)、光が乱反射することでの輝き、焼き入れによる複雑な紋様が現れるわけですね。 そういう意味で、ハイテクで鋼材を作ろうとすると、そのまま成形して刀剣にするなら良い武器になりますが、刃紋や刀身の紋様や輝きが出ず。 伝統的な折返し鍛錬をするための原材料にするには、不均質でないといけないので、逆にハイテクで生産するのは難しく。膨大な資金をつぎ込んで研究開発すれば不可能ってことはないでしょうけれど、到底ペイしないのでやらないんでしょう。