古文の初冠についてです。

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伊勢物語は在原業平の一代記と仮託され、して読み継がれてきました 主人公は歴史上の人物としての在原業平の実人生と一致するのでは無論ありませんが、だからといって業平の物語と仮託された伊勢物語の享受史まで否定する必要はありません 元服した初冠に始まり辞世の歌で終わる伊勢物語は「昔男」在原業平の物語としてまずは読んで良いのです

ThanksImg質問者からのお礼コメント

ありがとうございます。

お礼日時:6/21 20:40

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まず、この段の「男」は業平ではありません。 「春日野の若紫の」の歌は勅撰和歌集では新古今和歌集に入っていますが、新古今和歌集は業平の時代より200年以上後に編まれた歌集であり、古今和歌集に業平作として載っている30首以外は全て別人の作と考えるのが現在の伊勢物語研究者の定説です。 また、この歌は源融の「みちのくのしのぶもぢずり」の歌の本歌取りですが、業平と源融との年齢差は三歳しか無く、業平の元服の時にこの歌が本歌取りの対象になるほど有名であったとは考えられません。 業平が元服の時点で奈良に領地を持っていたとも考えられません。 業平が奈良に領地を持ったのは861年に叔父高岳親王が渡唐するにあたってその住居(元平城上皇の旧居)を業平に譲ってからで、この時業平は数え37歳です。またその場所も元平城京の北西であって、元平城京の北東にあたる春日野とは離れています。 従って、初冠の段に書かれている事は歴史的事実ではありませんが、物語の内容としては、質問者の方の理解された通りです。

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伊勢物語は一人の人物によってある時期にまとめて書かれた物語ではなく、初めに比較的小規模の「原伊勢物語」が書かれ、これにいろいろな人が段を書き加えて行ったり、既にあった段を増補したりして数十年〜百年くらいかけて成長して行って、おそらく10世紀半ば以後に誰かが業平の一代記風に編集したと考えられます。 業平と関係が深いのは原伊勢物語にあった段だけで、初冠の段は何者かによって後から加えられた段です。