「標準報酬月額(ひょうじゅんほうしゅうげつがく)」とは、厚生年金保険料や健康保険料といった「社会保険料」算定時の基準となる額のこと。労働者が受ける給与などの「報酬」を一定の幅(等級)に区分し、等級に応じた保険料を算出します。
厚生年金保険と健康保険では、等級の分類が異なります。厚生年金保険では、標準報酬月額を1等級(88,000円)から32等級(650,000円)までの32等級に分類。健康保険では、第1等級(58,000円)から第50等級(139万円)までの全50等級に分類しています。
労働者が受け取る賃金がどの等級に当てはまるかで、各保険料の金額が決まり、等級が上がるにつれて保険料が高額になる仕組みです。英語では、「standard monthly remuneration」と表記します。