言いたいことはわかりますが、
はっきりいって、親御様が頭を悩ませる性質の事柄ではありません。
受験するかもしれない中学(今の時点で複数あると思いますが)の
情報蒐集を、より深くするべきです。
知り合いの中に当該中学に通う生徒がいなければ
ダメ元で塾を頼って紹介してもらうのも一つの方法です。
学校説明会で聞かされる内容を掘り下げる意味でも
どんな校風であるか、
どんな授業をしているか、
使用しているテキストは、
スピードはどうか
などを聞き出して
「果たしてウチの子がついていけるかどうか」
を見積もることが親御さんの仕事です。
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国立大付属中でも高校生相手みたいな粗い授業をしているところも
あります。特に「6か年持ち上がり」のルーチンでで教えてきている
英語数学のやや若めの先生にそういう方が多いです。
私立の場合は文部省の学習指導要領など鼻から無視し、
中学1年にいきなり高校レベルの授業を強いているところもあります
特に理科などがそうです
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これが大学受験なら、
大学の授業自体が私立中学高校のような詰め込みではないので、
こんな情報蒐集は必要ありません。
また、お子様が塾の中で成績上位者なら、
偏差値58の壁など気にしないと思われます。
わが子の勉強に対する適性がどの程度か ?
そもそも中学受験をすることにした理由は何か ?
小さい時から「利発なお子さんね」と褒められてきたか ?
子供が中学受験する親御さん全員が
「ゆくゆくは東大か医学部へ」と思っている訳ではありません。
中学受験は後に続く大学受験へのワンステップですし、
お子様ご自身と入試問題との相性もあります。
さらに言えば、
入った中学がどういう授業展開をしているかによって
お子様が落ちこぼれになってしまう場合もぁり、
もっといえば
中学受験で燃え尽きてしまって入学後に低空飛行し
公立校に行った友人よりも低い大学にしか受からなかったり
大学進学そのものができなかったりする人もいます。
万が一そんなことになれば
そのお子さんにとっては
中学受験自体が自分の人生の黒歴史となり
アイデンティティーの確立が遅れたり
社会性の獲得が遅れたり
反社会的な方向に進んでしまうこともあります。
中学受験する人の全員が
東大や医学部を狙っている訳ではありません。
公立中学がしっかりしていれば
中学受験など考えなかったという親御さんも
実に多いのです。