コンプレッサーは文字通り音をコンプレッションする為と、そのコンプレッサー独特の音質と言うか色付けと言うかそのようなものを音楽的に利用する為と言う２つの利用目的があります。 どんな理由であれ結果的にどちらもコンプレッサー無しよりも音の粒が揃う訳ですが、例えば、スレッショルド高め（下げ過ぎず）・レシオを2:1〜4:1・アタックタイム最遅あるいは遅め・リリースタイム最早あるいは早め、でこれを2〜3回通す（同じコンプレッサーだったり違うコンプレッサーだったり素材により使え分けます）事もあります。 1回でガッツリかけるよりも自然なコンプレッション感で音の粒を揃えやすくなる傾向にあり、両方からの利用目的への使用方法です。 曲によってはガッツリかける事もありますし、フェーダーのオートメーションの書き出しをする事もありますし、サビなんかでスレッショルドやレシオを変える事ももあります。 結局はケースバイケースですが、ミックスダウンまでに各パートに相応しい処理をすれば、最終ミックスではフェーダー操作だけで済ませます。 私としては信頼出来るマスタリングの方達を知っている事も大きいかと思います。 単純に例えば歪んでいるギター1つにしても、激歪みトーンでギターソロは音量上げのみといったケースもあれば、クランチトーンでギターソロは音量上げ＋歪み足しといったケースもある、と使い分けているようにコンプレッサーも使い分けると良いと思います。 まぁ歪みと違って相応しい使い方が分かりにくいものですよねぇ。 アルバム単位ですと、どの曲でもある程度同じ設定にしておきますとミックスダウンやマスタリングが楽になります。