ペプチドの構造決定の問題についての質問です。以下の画像の答えからだと、Yにリシンがあると分かると、Zにグリシンがあると分かり、Xにチロシンが分かるそうです。
ペプチドの構造決定の問題についての質問です。以下の画像の答えからだと、Yにリシンがあると分かると、Zにグリシンがあると分かり、Xにチロシンが分かるそうです。 なぜリシンの場所が分かると他2つの場所も分かるのでしょうか
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前提知識として、 ・グリシンは鏡像異性体を持たない ・チロシンとリシンは鏡像異性体を持つ したがって、得られたアミノ酸がグリシンであることはすぐに分かります。 以上を踏まえて、リシンがYと決まる前の段階では、以下の2つのパターンが考えられます。 1. ジペプチドがXY、アミノ酸がZ 2. アミノ酸がX、ジペプチドがYZ パターン1であればグリシンはZ、 パターン2であればグリシンはXです。 リシンがY(= ②が加水分解される)と決まることにより、XYがジペプチド、Zがアミノ酸であること(つまりパターン1であること)が決まります。 ーーーーー 以上のような思考回路から、Yにリシンがあると分かると、Zにグリシンがあると分かります。
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