仮に感染者が1日3万人、日本の総人口が1億2千万人として、国民全員が感染するのに4000日もかかりません。感染拡大は実効再生産数（1人が何人にうつすか）という考え方で試算します。 現在のオミクロン株では実効再生産数は2～3とされていますので、仮に少ない2とした場合 最初の１人が感染した日を1日目とする 1人が感染すると2人にうつすので、2日目の新規感染者は1×2＝2人 その2人が人にうつすと、1人あたり2人に移すので、3日目の新規感染者は2×2＝4人になる その4人が人にうつすと、4日目の新規感染者は2×4＝8人になる … というふうに計算していくと、x日目の新規感染者の数は2の(x-1)乗となります。 1日の感染者数が3万人になるx=16で、x日での感染者の累計は1+2＋4+8＋・・・2^(x-1)となり、x=27の時点ですでに1憶2千万を超えます。 つまり、1日の感染者が3万人に達したら、理屈の上では10日で日本の全人口が感染することになります。 大半が軽症で済むなら、1か月後に3回目のワクチン接種をするよりも、大半が感染して自然免疫を獲得するほうが効率的です。