公的事業を拡大し大公共事業を行い続けることです。
インターネット、GPS、電子計算機、コンピュータ、スーパーコンピュータ、AI、オートパイロットシステム、携帯電話(移動無線通信システム)、ドローン、ブレインマシンインターフェースなど、大公共事業が母体となって新産業の卵を作り出し続けている(ちなみにこの予算には実戦費は含まれない)。
つまりは新産業となるような大きなイノベーションは常に大公共事業から造り出されているもの。
近代の多くのイノベーションはアメリカが不景気だろうが災害で混乱していようが超好景気だろうが、あらゆるものを軍事に結びつけた作文を作っって、で大公共事業としてほぼほぼ何の役にも立たない研究実験を行う遊びを繰り返して、そこから新産業を誕生させている。
この遊びが行われ続けるため、毎年毎年国防予算は拡大され続け現在では90兆円に迫る勢い。
そしてそこで出来上がった技術、特許、人材などをある時点で民間移転させて市場で利用される仕組み。現在ホットな投資分野であるAI分野においても、少し前まで活発に行われていた軍需AI研究としてのプロジェクトから人材、技術、企業が民間移転して現在幅広く活躍している。
ちなみにAppleのSiriも元々はアメリカの国防AI研究から出来上がったもので、それをAppleが買ったもの。
また投資の9割以上は投資としては失敗となる。これは公的部門であっても、民間部門であっても同じ。投資というのは常に9割は失敗し、勝ち抜けた1割がその他を飲み込む形で拡大して行くことになる。
日本は緊縮財政や構造改革で公的事業縮小のための政治政策ばかりを行っている。結果、民間企業の投資も縮小し、産業は停滞し、困窮者を拡大させるばかりの自殺経済政策になってしまっている。
でも、反省できないのが日本というお国柄。
反省できないから改善がされない。改善されないから同じ失敗を繰り返す。そして責任ある立場の人が無責任でい続けられる体制なのが日本。このため毎度毎度失敗した同じような人が集まって、同じような失政経済政策を立案し、同じように失敗を繰り返し続けている。