日本にあるそれぞれのカレーではなく私は実際に全ての国に行き、カレーを食べた事があります。
結論から言うと、カレーと呼べるものはインドにしかなく、しかもそれは煮込み料理の総称です。だから、よくインド人は毎日カレーで飽きないねと思うかもしれませんが、実際には魚煮込み料理、肉煮込み料理、野菜煮込み料理、卵煮込み料理みたいな感じですから飽きないのです。
ちなみに、他の国はというと、パキスタンもやはり煮込み料理という位置づけですが、どちらかと言うとビリヤニみたいな炊き込みご飯料理が多い印象です。
タイはゲーンと呼ばれるタイ料理を日本人はカレーに似てるからタイカレーって呼んでますが、カレーとは無関係な煮込み料理であり、ゲーンの起源もインドカレーとは全く無関係です。したがってカレーじゃない料理を日本人がカレーって呼んでいる感じです。
日本の麺料理文化を知らない国で、そばやうどんを売る時に面倒だからみんな知っているラーメンって名前で売ってしまえというのに近いです。
最後にネパールカレーですが、これもカレーという料理じゃなくて、ダルバートと呼ばれるネパール人の主食と言って良い豆の煮込み料理を中心とした複数の煮込み料理を日本人はカレーと呼んでいます。ネパール現地にはネパール料理としてはカレーという料理はなく、ダルバートです。
だから、一括りにカレーの違いを教えてくださいという質問でも、そもそもカレーという料理はなく別の料理を日本人がカレーと呼んでいるだけです。