日本史の問題です
日本史の問題です 「足利義満は、自らに対抗しうるだけの外様大名の勢力を削減するために戦いを起こした」 ここでの外様大名の言葉の使い方間違っていないのでしょか? 細かいですが疑問に思いました。
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ベストアンサー
「外様」も「譜代」も言葉や概念としては鎌倉時代以前からありますので、必ずしも間違いではありません 紛らわしさ排するなら、「外様の有力守護」とか「外様の守護大名」とでもすればよかったのに、とは思いますが 鎌倉時代の「霜月騒動」を「御内人の平頼綱vs「外様の有力御家人である安達泰盛の争い」と説明する場合もあります 譜代は「累代」と言う場合もありますし、鎌倉時代の足利氏の家臣や、室町時代の守護大名の譜代的な家臣(将軍からみれば陪臣)を「根本被官」ともいいます しかし、室町時代時代の関して「外様大名」は教科書的には使われないので、記述問題や論述問題の回答として積極的には使わない方がいいかもしれません 逆に問題文中にあっても、「出題ミス」とは言えないわけです 室町時代に足利一族を除くと、足利氏根本被官で守護大名となれそうだったのは初期の高氏(注:尊氏の初名「たかうじ」ではありません。高師直などを出した足利宗家の執事の一族のことです。観応の擾乱で没落しました。)くらいです その他は守護に任じられた者は聞きませんし、奉公衆として有力国人レベルだったので、学問的には大名を外様と譜代に分類されないのです ただし、細川、斯波、畠山などの管領家や上杉(一族ではないが親類)などと区別するなら、土岐や大内は確かに外様なわけです 山名は新田系で準一門の扱いではあります
質問者からのお礼コメント
色々なご意見ありがとうございました。 明治大学2017文学部の問題からです。
お礼日時:1/26 20:17