ID非公開さん
2022/4/25 10:55
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ウクライナから来たペットと狂犬病について。
ウクライナから来たペットと狂犬病について。 ウクライナにいるときにペットが狂犬病に感染していて、日本に来た時点ではそのペットも人もまだ発症していない、といった場合が危険だと聞きました。 また、狂犬病に感染したペットが他のペットを噛んだり引っ掻いたりすることでペットの間で広がり、そのペットたちが人間を噛んだり引っ掻いたりすることが危険なのではと感じています。そして、暴露後のワクチンは高額だったりなかなか打てる場所がなかったりするとも聞いたことがあります。 これらは事実でしょうか?もし間違っているところがありましたら教えて頂けますと幸いです。
ベストアンサー
概ねご認識の通りかと思います。 ただ、誤解なさっていると思うのは >日本に来た時点ではそのペットも人もまだ発症していない、といった場合が危険 >狂犬病に感染したペットが他のペットを噛んだり引っ掻いたりすることでペットの間で広がり~ という点です。 例え狂犬病に感染していても、狂犬病のウイルスが脳まで到達し、神経を通じて唾液などに入り込む前(発症前の潜伏期間中)は、噛んでも感染させることはないので、狂犬病が伝染する危険性はありません。 感染力を持つ犬=狂犬病を発症している犬でしたら、空港で検疫した職員が気がつかないはずありません。 また、コロナと違ってワクチンの防御効果はほぼ100%なので、例え狂犬病の犬に噛まれても、噛まれた側の犬が狂犬病予防接種をちゃんと受けていれば、感染する可能性はほぼありません。 今回、ウクライナからのペットに対して特別措置をするといっても、無条件で隔離が免除されるわけではなく、抗体検査を受けて抗体価が十分にあること、そして、過去にワクチンを2回以上接種している証明ができること、が隔離免除の条件だそうで、それをクリアしても、毎週健康状態を報告する義務があるようです。 狂犬病の抗体価は、ワクチンを接種しているか、狂犬病で死亡する数日前にならないと上がらないので、無症状で抗体値が十分にある場合は、ワクチンを接種しているということになります。 抗体価が十分にある犬が狂犬病に感染している可能性は低いですが、例外として、例えばですが、保護して間もない元野良犬や、購入したばかりの犬などの場合は、狂犬病の予防接種を受ける前に感染し、潜伏期間中にワクチンを打って抗体値が上がっている可能性があります。 今回の措置では、抗体値を確認し、低ければ隔離、高くても毎週健康状態を報告するのが義務なので、万が一狂犬病に感染している犬がいたとしても、飼主が異変に気がつかない訳はなく、発症して人や他のペットを噛んだりする前に殺処分などの対処がされるはずだと思います。(飼主が噛まれる可能性はあるかと思いますが) もし他人や他のペットに感染させるとしたら、飼主がウクライナから連れて来た狂犬病キャリアのペットをその辺に捨てるなどし、その犬が狂犬病予防接種を受けていない犬や猫を噛んだ場合ですが、ペットを捨てるような飼い主であれば、そもそもにウクライナに捨ててくるように思います。 上記のような理由から、今回の特別措置によって狂犬病の犬が他人や他のペットを噛む可能性は限りなく低く、感染させる可能性は更に低いと思います。
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